■上司にできないことは、部下にもできない。■~耳を傾けるだけ~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

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”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。

快晴の川崎の朝、
冷え込みましたね。

NHKが、ニュースでの呼称「イスラム国」を止め、
「過激派イスラミックステート」(IS)とするとした。

この集団が、国として存在しているとの誤解や、
イスラム教全般への影響を考慮するとのこと。
良いと思う。
国家にも、宗教にも無関係な、
単なる、ならず者集団である。


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ドラッカーは、どのように上手に話したとしても、
一方的に話したのでは話は通じないとした。

そして、下の者の言うことを聞くことによっても、
問題は解決されないとする。

もちろん、上に立つ者は、下の者が言うことに
耳を傾けなければならない。
耳を傾けることはコミュニケーションの前提である。

部下に理解させたいことからではなく、
部下が知りたがっていることや興味をもっていること、
つまり、相手が知覚の用意のあることから
始める必要はある。

しかし、耳を傾けるだけでは効果的なコミュニケーションは行われない。
それは、上司が部下の言うことを理解して初めて効果をもつ。





「耳を傾けることは、

 上司が部下の言うことを理解して初めて効果をもつ。

 ということは、部下にコミュニケーションの能力があって、

 初めてコミュニケーションが有効になるということである。

 しかし上司にできないことが、どうして部下にできるか。

 できるという保証はない。」


~『プロフェッショナルの条件』
(Part4 意思決定のための基礎知識 第2章 優れたコミュニケーションとは何か)