■生産性を爆発的に増大させたもの■~最大の福音は、教育訓練。~ | ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬

”なんの浮世は三文五里よ。ぶんとへのなるほどやってみよ。”
乙女姉やの失意の手紙への返信に記した、龍馬のポジティブ思考が表れている言葉
”くよくよせずに前向きに行こう”と勇気づけられる。
同様にドラッカーの言葉も、時代を超えて様々な示唆に溢れています。

おはようございます。
今朝も雲の多い、すっきりしない川崎です。

三連休ですね、天気の急変に気を付けて、
事故の無いように気を付けてください。

----------------------

∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



 テイラー最大の功績は「教育訓練」であり、
これが生産性を爆発的に増大させた

100年前、高度な製品の製造に必要な技能を手に入れるには、
100年の年月を要していた。

1840年、蒸気機関をつくるドイツの徒弟制度においても、
熟練工の養成には3年から5年を要した。

ところがアメリカは、このテイラーの方法論を「教育訓練」により
導入することによって、わずかな数か月の期間に
工業生産量が飛躍的に増進した。


「アメリカは、第一次大戦中、そして特に第二次大戦中、

数か月で第一級の工員を養成するために、

テイラーの方法論を体系的に導入していった。

このことは、日本やドイツとの戦争に勝利するうえで、

最大の要因となった。」

~『プロフェッショナルの条件』
(1章 ポスト資本主義社会への転換)