単純明快な評価方法 | 人事コンサルタントのブログ

単純明快な評価方法

 今後の企業成長のために、きちんと評価したいと思っています。目標管理制度や360度評価などいろいろ検討していますが。できるだけ単純明確な効率的な評価方法にしたいと考えています。何かよいアドバイスはないでしょうか?

 

 私も「単純明確な効率的な評価方法」をお勧めしているのですが、 お金がからむと、細かいところにこだわって、だんだんと複雑になっていくようです。 原点に帰って、シンプルに考えるのがよいと思います。

 

 評価基準は会社の期待像を書き表したものです。 社員または部門に対して、何を期待しているのかを明確にして その期待に対して、どうであったかを判定すればよいわけです。会社から社員に対する期待は、2つあります。

 

・ 期待成果 (期待通りの成果を出してほしいという期待です)

 
 どんな成果を出して欲しいのか、明確にすればよいわけです。

成果のには、最終成果とプロセス成果がありますので注意が必要です。

 

最終成果は業績目標、プロセス成果は遂行目標になります。

  

・ 期待行動 (期待通りに業務を進めて欲しいという期待です)
 

 その仕事をどのように進めて欲しいのか、どのよう仕事ぶりがよいのか明確にすればいいんです。

 

これは文章で表現することになりますが、後から判定できるように、表現に気をつける必要があります。

 

 上記の2つは、人事制度の問題ではなくて、 企業として、当然明確になっているべきものです。 それを基準にするのが、一番よいと思います。

 

目標設定の前に、会社が社員に対して、 どのような成果とどのような仕事の進め方を期待しているのかを明確にすることが 先決です。 それができているのであれば、それを基準にするのが一番です。

 

 制度を導入すると、その制度をうまく運用するために、だんだんと複雑になり 不満も出てきます。

 

 あまり複雑にしないで、単純にするのがよいと思います。