人事考課の項目 | 人事コンサルタントのブログ

人事考課の項目

 JK式人事考課制度の内容と評価の仕方を説明します。

JK式人事考課制度の作り方は動画PDFファイルで紹介していますのでご確認ください。

 

 

 人事考課は職能評価であると何度も説明しましたが、職能とは「職務を遂行する能力」すなわち「職務遂行能力」のことをいいます。

この職務遂行能力を評価するわけですが、当社の人事考課制度ではこの職務遂行能力を4つに分けて、4つの観点から評価するようにします。

 

 一つは高い成果を上げて欲しいという期待を表した期待成果です。

それから、高い成果を上げるために必要な行動をして欲しいという期待行動。

さらに、その期待行動をしっかり行うために必要な知識・技能。

最後に、組織人として求められる勤務態度。この4項目に分けて評価します。

 

 ここで大事な事は、評価の仕方が絶対考課であるということです。

社員同士を比較して優劣を決めるというやり方ではなく、基準と比較してその基準を上回ったかどうかを判断するわけです。

 

 したがって、それぞれの項目の基準が「何か」ということをしっかり認識しておくことが必要です。

期待成果は個人別に基準を設定します。

期待行動は職種別、知識・技能は職種別等級別に、勤務態度は全社員ほぼ同じに設定します。

具体的には、勤務態度、知識・技能、期待行動の基準は、職種別の人事考課シートに記載してあります。

期待成果の基準は、期の初めに面接をして、役割や目標などを話し合います。その話し合いで決まった役割や目標が基準になります。