小規模企業の人事制度 | 人事コンサルタントのブログ

小規模企業の人事制度

 小規模な生花店(社員数6人)ですが、法人化にともない、今まであいまいにやってきた、休日、賃金など就業規則をちゃんとしたものにしたいと考えています。

  
さらに、従業員が目標を持って働けるような環境にしたいと考えているのですが、当店くらいの小さな規模の職場で、人事制度は、うまく機能するのでしょうか?ある人からは、ある程度の人数、組織にならないとうまく機能しないと言われたのですが。

 

 人事制度は「社員を成長させ業績を向上させる仕組み」です。ただ単に賃金や賞与を決めるためだけのものではありません。
 

社員が生き生きとやる気をもって働けるような人事制度をつくり、運用していくことが大事です。

 
会社の規模に関係なく、仕組みを作り、社員にも公開していくことが必要です。

 
以下を参考にしてください。

 

● 顧客満足は社員満足から生まれる!

 
 よく「顧客満足」が大事であるといわれますが、その顧客に満足を与える側の社員が会社や仕事に不満を持っていては、顧客に満足を与えることはできません。

 
顧客満足を実現するためには、まず社員が会社や仕事に満足していることが不可欠です。

 
社員が会社や仕事に満足感を持ってイキイキと仕事をすることが、顧客満足につながり、業績向上に結びつきます。

 

● 賃金や評価の仕組みを公開する

 
① 賃金や賞与の決め方を見えるようにする。

 
② 会社が求める期待像や各人の役割を明確にして、経営者の考えと社員の考えが一致するようにする。

 
③ 会社の業績がよくなれば、社員の処遇もよくなるようにする。
 

④ 考課制度を明確にし、社員が努力すれば報われるようにする。

 
⑤ 社員が成長することで、より高いレベルの仕事を担当し、更なるレベルアップを図れるようする。金銭だけでなく、仕事で報いるようにする。

 

● 絶対にあってはいけないこと

 
(金銭による「アメとムチ」で社員を煽(あお)るようなことはあってはいけない。)

 
① 社員同士で過度の競争を仕掛け、金銭の取り合いやポストの奪い合いを強要するようなこと。

 
② 本人の努力や能力・行動を評価せず、結果だけで評価し、処遇に反映するようなこと。

 
③ 目標管理という名目で、ノルマ管理を行い、社員を苦しめるようなこと。

 
④ 成果を上げるための仕組み作りや人材育成をしないで、個人のやる気のみを強調するようなこと。

 
⑤ 文句を言った社員にコッソリ給与や賞与を上げ、文句は言わないでまじめに仕事している社員の給与や賞与は据え置くようなこと。

 

人事考課基本研修動画(抜粋見本11分) をどうぞ!

  

JK式人事考課制度の作り方動画(24分)をご覧ください!
   

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