総務課一般職の目標 | 人事コンサルタントのブログ

総務課一般職の目標

 総務課の一般社員です。目標管理制度(査定の30%)を導入しているものの、上司は目標を示さず、また、具体的数値に出来る目標を要求します。コピー用紙の購入金額など経費節減の目標を設定してきましたが、ネタギレに自分では思います。どのように対応すればよいでしょうか。


 上司が部門目標を示して、それを達成するための部下の目標のガイドラインを示して初めて部下は目標設定できます。それがないと大変ですね。


 目標管理には、色々なやり方があるのですが、大きく分けると2つに別れます。


 一つは、通常の業務以外の別の課題やテーマを目標として掲げるやりかたです。

この場合、数年続けると「ネタ切れ」になってどうしよう、あるいは、毎年同じも目標になって「マンネリ」とうことが発生します。この方式は、「動機付け」が目的であり、評価には連動しない場合に使われます。部下が自主的に目標設定し、上司が承認するという考えです。昔はみなコチラの考えで目標設定していました。


 もう一つは、通常業務そのものを目標という形で設定する方式です。
この場合、目標項目は毎年ほとんど同じになります。本来やるべき仕事を、「どの水準でどう行うのか」(遂行目標)とそのように行った場合どのような成果が出るのか(業績目標)で構成されます。目標設定は上司の要望が優先するという考えです。
今、日本の企業で行っている目標管理はほとんどこちらの方です。


 賞与や昇給に連動するということですので、会社としては、多分、後者の方の目標管理を導入して運用していると思うのですが、上司が前者の目標管理をイメージして指導しているのだと思います。


 「営業は、売上や粗利など、毎回同じ目標項目で、本来行う仕事について目標設定しているのになぜ、総務は通常業務以外のもので、毎回違う目標項目を設定しなくてはいけないのですか。」


「営業の人は、課の目標を達成するために必要な内容を目標に設定しています。私も、うちの課の目標に貢献する目標を設定したいので、まず、総務課の目標を教えてください。」


 というように、上司に確認してください。


その上で、ご自分の本来やるべき仕事はなんなのか、また、それをどのように、どの程度行うのかを設定したものが目標ということになります。