G29 ステアリングコントローラ | Takamori博士の『レース研究室』

G29 ステアリングコントローラ

三日前のブログに書いたステアリングコントローラが本日正式に発表され、既に日本国内での予約も始まりました。



まぁ、なんて偶然!!! まるで発売されるのを知っていたかのようなタイミングに驚きです。。。アメリカでは7月から発売ですが、日本は6月末から発売なのです。。。

気になるお値段は、5万3000円(税別) 高いと思うか? 安いと思うか? 目的で全然違うと思います。


JAFレースに参加しない人が、ゲームとして利用するには、高価なおもちゃですが、レース前に自宅シュミレーターで走りこんでから、マシンのセットアップを短時間で決めるツールとして利用したり、仮想NEWタイヤで予選アタックを反復練習してから、レース参戦出来ると思えば、ぜんぜん高くは無い投資です。

実は、Takamori博士、レーシングカーを運転するよりも、レーシングカーをセットアップしたり、レーシングカーの保険をプランニングしたり、各サーキットでの無線伝播を研究する方が好きなので、、、なるべく、レース本番に、走らなくて良いように、イヤイヤ自宅で、シミュレータでコソレンを繰り替えすのです。。。


■レースシミュレーター
でも、よくインターネットの掲示板で、rfactorのグラフィックスはダメだ。。。 とか、 iracingのコースは良く出来ている。。。 とか。 プロジェクトカーズはリアルだ。。。 とか、、、素人シムレーサー達の書き込みを見ますが、、、

ボクの使い方『実車レースのためのレースシミュレータ』なので、そんなん、どーーーーでも、良いのです。

もともと実車のレースでは、タイヤカスや油の付いた汚いフロントガラスを通して、ヘルメットのバイザー透して歪んで見えてたりしてるし。。。そもそも、ほぼバックモニターしか見て走っていないから、前なんて、ぼんやりとしか見てないのです。。。

そして、いくら路面をレーザーで計測したって、毎レース、毎ラップ、ラバーグリップが違うので、路面がリアル!!と売りにしてるレースシムは、ボクにとっては全然リアルじゃないんです。。。

ましてや、強烈なグリップを発生するスーパーGT用のタイヤは、レースシムの標準のタイヤデータだと全然違うので、ボクに言わせれば、なんかゲームみたい。。。




■結局、ボクは自作好きなの???
ボクはレースのためのレースシミュレータが欲しいので、必要ならソフトウェアを書き換え、dllドライバーを作成し、実車のmotecデータを見ながら、シムを走らせ、挙動ファイルを書き換えまくり、そこらへんに転がってるModを実車と寸分違わぬ仕様に作り変えるの。。。

ハンコンも中古パーツ屋で購入して、ギアやモーターも交換、ペダルも油圧やバネや修道抵抗変えてリアルなペダルに変えまくり。。。

レースシムで正確だと思ってるコースも、実は実車で走ったのと比べると微妙に違ったりするので、コーストラックも書き換えることに。。。

なるべく、短時間で、レースに対応したいので、レースシムを使っていますが、レースシムのメンテナンス・セットアップに莫大な時間を浪費しています。。。

でも、実際にスーパーGTで乗っているNISMO GT-R GT3と自宅のレースシムは、まったく同じ動きをするので、実は安価に練習できるので、レースシムは経費削減に役立っているのです。

タイのChangサーキットも、ボクは出場しないのに、既に4000周以上走り込んでいたりします。コースデータも、去年実際に見た路面状況を加味して、グリップレベルを4段階作ってあります。去年はティルケの路面設計図から作ったコースデータしかなく、富田選手、井上監督とタイに行く直前に、すごーーく走りこんだのが懐かしいです。。。

ボクは去年のタイ(スーパーGT)では、監督でしたが、シミュレーター上のGT-R車両データは完璧だったので、一度もコースを走っていないのに、富田選手がファステストラップ出すのに必要なタイムの計算を事前にしていたのです。。。ラップタイム事前予想も、タイに行く前に日本で計算していたタイムと誤差が1%もなかったし。。。

誰にも教えてあげないけど、、、今年のポールポジションのタイムと車両もかなり高いレベルで予想済みです。。。




■レースシム
結局、誰でもレーサーになれるレースシムと、プロしか使えないレースシムでは、考え方や、取り組み方や、システムの構成が大きく違うのです。。。

そんなボクは、まだ、1000円のF1ゲームを買おうか??? 41stシングル選抜総選挙のゆきりんの生写真をヤフオクで5000円で入札しようか? 悩んでいるのです。。。

レースシムには○○○万円掛けても惜しくは無いのですが、、、ゲームには1000円出すのも、、、なんとなくイヤだし。。。 ゆきりんの生写真は、5000円でも欲しいけど。。。 もしかしたら、もっと安く出品されるかもしれない!!と、なかなか根性を決めれない器の小さいTakamori博士なのでした。。。