原油76ドル手前 | 日進月歩の相場

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貴金属

 NY金の十字線に対して、東京市場も気迷い状態。多くの限月が前日比変わらずであり動きようが無い感じ。原油が76ドルに迫るところまで上昇してきた割には、金の上げ幅が少なく勢いが衰えてきた感じはする。しかし先に金が大きく上昇したのに追従して原油の上げが今出ていると言えばそれまででしかない。取組高は東京で9/16をピークに減少しつづけ90,000枚を割り込んできた。買い戻し主導での上昇相場であり、本格的な上げにはつながらないか。


石油製品

 76ドルに手が届くところまで上昇してきた。NYダウが10,000ドルを越え景気回復見通しでの需要増加期待が大きな要因になっている。今晩はゴールドマン・サックスの決算発表があり事前予想ではJPモルガン・チェースと同じく好決算が言われている。ダウがもう一段上値追いするとなれば76ドルを突破する。つなぎ足で見ると昨年の最高値から安値の38.2%の戻しが76.28ドルで、次の目標になる。

今朝のAPI在庫発表で在庫の増減よりも製油所の稼働率が3.1%の低下と言うのが気になる。在庫は2000年以降最大に積み上がっており、稼働率低下の中どこまで需要が伸びているのか。


穀物

 原油がこの二日で2ドルの上昇の割には、穀物の上値も重い。とうもろこしでは三菱Fの踏み上げがまだ続く。今月に入り2900枚弱踏み上げており、上昇の要因になっている。取り組みもやはり3320枚の減少であり買い戻し主導である。現在は、今月の悪天候からの生育遅れと収穫遅れに対して、週末からの好天に恵まれることで収穫が進む見通しのがっぷりよつ。時間が経てば来週には天候から売りの流れに変わりやすいのでは。

先月末から上昇に転じていた海上運賃がマイナスになり、一方通行に動くとなれば来週の下げに手助けになるか。


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熊本 宏

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