おとといのトピックスなのですが、アメブロが2日間もメンテナンス中でなかなか書けず、今のタイミングとなりました・・
今年の夏前頃から、西武ライオンズの菊池雄星投手のコンディショニングコーチを担当させていただいております。
今年は大活躍で、夏からの登板にもかかわらず、4勝して、クライマックスシリーズ進出に大きく貢献しました!
シーズン終了後、先日まで菊池投手はオーストラリアで練習を続けてきましたが先日帰国し、さっそくオフ期間中のトレーニングの一環として、国立スポーツ科学センターに行ってきました。
トレーニングの内容に関しては詳しくお話しできませんが、その時に見た菊池投手が投げる、オーストラリアでマスターしてきたというカーブに
ビビリました!!
ストレートと同じ軌道で来たボールが、ホームベースの手間でぐぐぐグイッと曲がって、全部ワンバウンドするのです!!!
こんなの絶対に打てない!
来年は相当な活躍が期待できますね!
155キロ復活も実現させたいです。
さて、この事に関する今日の話題はここだけではなくて、もう一つ。
実は今回、私が講義を担当しているYMCAスポーツ専門学校の学生である小川君を一緒に見学に連れて行きました。
他にも学生は沢山いるのですが、彼だけが強く希望したので見学に連れて行きました。
ただ単に見学するだけではもったいないと思ったので、彼には菊池投手の
キャッチボールのパートナー
を担当してもらいました。こんな経験、めったに出来ないですよね。サプライズでやってもらいました。
(メガネをかけているのが小川君です。)
そして彼の貴重な経験はこれだけではありませんでした。
今回の菊池投手の指導に係わる多くの人達を、小川君は垣間見る事ができたのです。
国立スポーツ科学センターの神事先生を始め、一人のアスリートに係わる多くの科学研究者のその専門的な分析や、当然ながらトップアスリートのトレーニングの現場の風景などです。
無数のハイテク機材も相当興味深いものです。
(巨大モニターと、動作分析のコンピューターです)
小川君は今回の事をきかけに、もっともっと勉強しなくてはいけないと、強く感じたはずです。
自分が今いる場所だけしか視野に無い人は、自分がどれだけの努力をしなければならないかが分からないのです。
「自分の知らない世界」
がもっとあるのです。
彼はこれをきかけに、大学院に行って研究者になりたいと思うかもしれません。
メンタルコーチに目覚めるかもしれません。
コンディショニングコーチなりたいと、もっと思ったかもしれません。
メディカルトレーナーになりたいと、思い直したかもしれません。
今回の小川君のように、多くの学生には、色々な場所に行って、色々と経験して、時には全く関心の無い所にも行って、「自分の知らない世界」を見て欲しいと思います。
視野が狭いトレーナーが多すぎる事が問題だと思っています。
学生達よ、もっと貪欲に動け!
知ったようなつもりになってる場合じゃないぞ!
(これは自分にも言い聞かせている事です・・)
最後に、今回、このような機会のきっかけを頂いた遠山さん感謝いたします。
この写真の一番右が遠山先生
菊池投手の左隣が神事先生
菊池投手の右隣が私です