葬儀ナレーション一文「最期の時」
先日お手伝いさせて頂いたご葬儀は5人家族のお父様が故人様でした。
ご令嬢は3姉妹でそれぞれご結婚もされてお孫さんは6人。
晩年はお孫さん達に囲まれて幸せな日々を送っていらっしゃったそうです。
性格は穏やかで温厚。
周りを気遣い、感謝の気持ちをお持ちになり
いつも「ありがとう」という言葉をおっしゃっていたという故人様。
病室で最期を迎えた時、かすれた声で何かを呟かれたそうで、ご家族はそれが「ありがとう」だったと思いますとおっしゃっておりました。ナレーションでは、ご家族から伺った最期の場面を入れさせて頂きました。
「最期は病室にご家族5人。皆様でお父様の手を握り、体をさすり、声をかけ、大好きだったご家族に見守られながらお別れの時を迎えられました。声にならないありがとうを残して。」
無宗教葬儀で行われた今回のお式。
故人様に捧げる献奏は、歌手でもあるご長女様が歌われた素敵な歌でした。
いつもご長女様のステージを楽しみにしていらっしゃったそうです。
笑顔のご遺影が「ありがとう」とおっしゃっているようでした。
全てはこの掛け替えの無い時間の為に・・・
葬儀司会者:奥山茂
打ち合わせの進め方、葬儀の開式から閉式までの司会例をはじめ、各種ナレーション例や無宗教葬儀の台本も掲載されています。
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ベーシック版 A4サイズ 58ページ ¥3,900(消費税・送料込)
著者:奥山茂
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