排泄のコントロールは難しいです
高齢になったり
病気になったりすると
たくさんの方は便秘になる事が多いです
私の担当のMさんはパーキンソンです
パーキンソンの方は便秘に悩む方が多いのです
食事の量が少なくなったり
活動量の低下も便秘の原因になります
パーキンソンの方は
肛門括約筋の緊張が亢進したり
腸管の自律神経が障害され食物の通過に時間が掛る様になります
薬の副作用もあります
なかなか動きが悪くなってしまった腸の動きを助けるために
私たちは熱いお湯でタオルをぬらして
おなかを温めながらマッサージをします
最低でも10分から15分やります
聴診器で音を聞きながら
打診や触診でガスや便の位置を確認しながら
マッサージをします
出来るだけご本人の負担が少なくて済むように考えてやって行きます
Mさんは夜間は娘さん達が交代で泊りに来ますが
基本ひとり暮らしです
月曜から土曜日まで毎日デイを利用しています
下剤ではなく便を柔らかくする薬が1日3回処方されていますが
便が柔らかくなってしまうと
Mさんがひとりの時間に便が出てしまうと
Mさんはどうやっていいのか分からなくなって困ってしまいます
だから少し硬めでも
コロコロと出るくらいがいいのです
でも硬くなってしまうと
S状結腸の所で硬い便が栓をしてしまって
ますます出なくなります
週1回の訪問ですので
排便コントロールはとても難しくなってしまいます
いつ便が出たのかを知るのも大変です
デイの方にも協力してもらっています
薬の調整をし
特にしっかりマッサージをして腸の動きを出しながら
様子を見て摘便や浣腸をします
何とか出てくれるとうれしくなって
ほっとします
今日は硬くなりすぎて少ししか出なかったので
その後も気になってしまいます
何とか出て…って祈るような気持ちです
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