本日は定例カンファレンスで在宅で終末を迎える事について話し合いました

厚生病院で在宅診療に取り組んでみえる先生をお迎えしての開催でした


3例の終末の在宅での看取りの事例を通しての意見交換でした


ちょうどステーションに事例の家族の方が訪問されたので

急遽家族としての思いを伝えてもらうために、参加してもらいました


患者さんや家族の方が

「おうちに帰りたい。」

と言っている時に

大事な事は

もっとどうして帰りたいのか良く話しを聞くことから始めなければならないという事でした


その人や家族が大切に思っている事や価値観を共有する事が

大事である事を再認識しました


決して看護職の価値観を押し付けてはいけないのです



先生のお話では

病院で働いている看護師さんと

在宅に関わっている看護師さんとでは

大きな違いがあると話されていました


それは患者さんや家族や

これまでの生活全体を理解し

寄り添っているところだという事でした


そしてその思いを知り

大切にしながらケアしていると言ってくださいました


それはうれしい事ですが

うちのスタッフは皆

これでいいのだろうか…

もっと違った方法はないのだろうか…

と日々考えています


今日のお話を聞きながら

終末期に関わらせてもらう姿勢を

それぞれに考えなおしています


もう一つ話題になった事ですが

終末に点滴が本人にとって苦痛となってくる場合があります

しかし家族の思いはたいてい

「点滴をやめてしまうことは餓死させてしまう事になる。」

というものです


その時どうするか…という問題です


本人は点滴を受ける事は苦痛が大きくなってくる…

しかしこれから大切な家族の死を受け止め看取り

そして死を乗り越えて

生きていく家族の事を考えるなら

はたして点滴を止めるという事はいいのだろうかという問題です


これからも何度も遭遇していくであろう問題です


また次回も開催される事になりました

いろんな事を考えながら次回にのぞみたいと思います





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