第6172回「家族ゲーム 第4話 吉本荒野を訴える会編 ストーリー、ネタバレ」 | 新稀少堂日記

第6172回「家族ゲーム 第4話 吉本荒野を訴える会編 ストーリー、ネタバレ」

 第6172回は、「家族ゲーム 第4話 吉本荒野を訴える会編 ストーリー、ネタバレ」です。原作とか傑作映画に対するリスペクトが感じられないシナリオです。前回のラスト部分を再掲します。


 『 ・・・・ 吉本(櫻井翔さん)は雨の中、泣く茂之(浦上晨周くん)を抱きしめます。「友だちがいないというのが、お前の現実だ。しかし、俺はお前の味方だ。必ずおまえを変えてやる」、翌日、茂之は学校を休んでいました。一方、慎一(神木隆之介さん)は、「吉本荒野 殺人」でグーグル検索します。ヒットしました・・・・。


 ところで、吉本は寝たきりの患者の母親に、「吉本荒野は共犯ですから、また面会に来ます」と母親の感情を逆なでします・・・・。松田優作主演の劇場版とは大きく異なる展開です。これまでのところ、やはり映画版に軍配が上がります。 』


 ドラマは、慎一が「吉本荒野を訴える会」にアクセスするところから始まります。テキスト・メッセージのやり取りで会話が進みますが、相手は慎一の欺瞞を見抜いていました。そんな慎一は、カッターでチャリのタイヤを切り裂き、書店で万引きをします。


 一方、真野さくらという生徒からラブレターをもらって舞い上がっていたのが茂之でした。そのラブレターを吉本に見せさえしたのです・・・・。


 ところで、一茂(板尾創路さん)と佳代子(鈴木保奈美さん)の夫婦仲は、最低になっていました。一茂は、浅海舞香(忽那汐里さん)と別れると言いますが、佳代子は信じていません。そんな時に、一茂が「慎一の家庭教師も、吉本くんに任せようか」と言い出します。もちろん、佳代子は反対します。


 そんな夫婦仲にさらに亀裂を入れたのが、吉本でした。一茂と佳代子を別々に揺さぶります。そして、二十数ページにわたね恋愛マニュアルを茂之に渡します。茂之の個性に則した手作りのマニュアルでした・・・・。ラブレターの返事の案と共に、茂之がインラインスケートの達人だと記されていました。


 慎一は、再度訴える会にアクセスします。今度は「立花真希 21歳」(私の記憶)だと相手が名乗ります。そんな慎一は吉本に強気に出ますが、万引きの証拠があると吉本は反論します。終始、沼田家の家族全員を見張っているようです・・・・。


 ところで、茂之はマニュアルどおり、ラブレターに返事を出しています。そして、デートの日が決まったのですが・・・・、いじめっ子グループが再度動いたのです。家に帰った茂之の顔にはあざが出来ていました。ですが、意外に明るい表情でした。


 一方、「訴える会」の真希は、吉本によって一家心中に追い込まれたと、慎一に明かしていました(まさか吉本の自殺自演?)。そして、茂之のデートの日が来ます。吉本は母親の佳代子を誘い、茂之の後を尾けます・・・・。


 茂之は上手くはありませんが、それなりに滑れました。スケート場には、慎一も来ていました。もちろん、吉本は知っていました。次に行ったのが、港の見えるカフェでした。一茂と佳代子が、初めてデートで行った店でした。


 「ぼくと付き合って下さい」、と茂之がついに告ります。「いいよ」、さくらは返事します・・・・。その様子を3人が見守っていました・・・・。その夜、佳代子は一茂の帰りを駅近くで待っていました。一茂は、さりげなく佳代子の手を握ります・・・・。

 

 翌日、近所の主婦3人が騒いでいました。慎一が通りかかると、視線を向けます・・・・。家に帰った慎一は、「吉本荒野を訴える会」のサイトに見入る吉本にかみつきます。「50点かな。模範解答を教えるよ」、外では主婦たちと佳代子が携帯をのぞいていました。一茂と舞香のキス・シーンが一斉に写メールで送られていたのです。


 吉本に過去がフラッシュバックします、吉本が過呼吸になります。立ち直った吉本は、ゴルフクラブで慎一のパソコンを叩き壊し、携帯を奪います。「おれがおまえたち家族を壊すか、おまえたちが守りきるか、これはゲームだ。家族ゲームだ」


 場面は変わり、「この前教えてもらったナミカゼの株買います。定期預金100万円降ろしましたから」と佳代子は吉本に語りかけます。一方、サイト管理人の真希が、慎一に接触します。


(追記1) 映画版「家族ゲーム」につきましては、2回に分けてブログに取り上げています。静かなアクション映画に仕上がっています。

「感想」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-11121885905.html

「ストーリー」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-11122415649.html


(追記2) 第1話につきましても、ブログに取り上げています。

「第1話」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-11513399734.html

「第2話」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-11517636961.html

「第3話」 http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-11522167974.html