この経済危機の中でも多くのスクール業界は未だ影響が軽微だとお伝えしておりますが、当然、深刻なダメージを受けている業界も存在しているわけで…。



その深刻なダメージを受けている業界というのは、


「英会話スクール業界(大人向け)」です。






NOVA騒動の傷が癒えきらない状況の中で、今回の金融危機に突入してしまい、業界の中ではバッタバッタと倒れる企業が出てきそうです。


もともと英会話スクールは、スキル習得をしても就職に直結するような業界ではないので、不景気に滅法弱いのです。

月謝制ならばまだしも、英会話スクール業界は依然として前受金全盛のビジネスモデルですから、ビジネスとしての安全性はかなり?がつくのが実情です。




上場しているG社の株価も金融危機以後、急転直下で落ち込んでおります。

ファンドが投げ売っているなどの噂もありますが、やはりスクールビジネスというのは株価が跳ね上がる爆発的な要素はない上に、ライフサイクルや景気循環によって一気に市場が縮小する可能性がありますので、今回の株価下落もまあ当然といえば当然なのですが…。

スクールとしては決して悪いところではないのですが、株価の論理というのは、堅実性よりも暴騰する可能性の生むや成長性などを見られますからね…。

絶対にスクール企業にとっては向いていない世界です。






本来は英会話スクール業界も、これまでの好景気の中で生まれたキャッシュフローで、一括前受金に頼らないビジネスモデルにシフトすべきだったのですが、それを先送りしたツケが一気に回ってきそうです。


大きな消費者被害が出ないことを祈るのみです。