不真面目とイージー。 | Little Garden

不真面目とイージー。

そろそろ秋の風物詩になりつつある踊ってばかりの国のメンバー脱退。来年は誰が抜けるんだろうね、なんて話してる人もいることでしょう。
ついにオリジナルメンバー下津だけだね、とか、踊ってって毎年誰か抜けるよね、とか。
そんな言葉が割と鼓膜の近くで聞こえてる。

とは言え特に説明も弁解もする必要は感じてない。
下津が死にさえしなければ踊ってはずっと続くことでしょう。まぁ、その死ななければってとこが多めに心配な奴ではあるけれど、とりあえず誰も死んでない。

踊っての音楽も林くんの音楽も続くのだ。
大事なのはこの言葉だけ。

あんたはただ音楽を聴けば良い。それで全てが伝わると思うほどメルヘンな頭はしてないけど、言葉や文字よりは確実な道具だ。



僕らが持ってる道具は少ない。
学歴や金はもう友達になれる気がしないし、政治家よりもヒッピーや犯罪者の方が理解しやすい。
あるものと言えば愉快な仲間と生まれ持ったお気楽さくらいだが、それがあれば人生はそれなりにイージーだ。

下手くそで許される唯一のジャンルがロックンロールだってこの前教わった。
上手いだけのバンドがやるライブって学級会みたいだよな。あれは苦手な空気だ。
真面目も取り柄だが、不真面目も取り柄になるはず。なんだって長所になり得る世の中。中指を立てる気概があればこの世界はずっとイージーモードってわけ。

怠け者な僕はそれが続くようにずっと音楽をやるのだ。真面目にやるほど難易度があがるんだから、世界は不思議でいっぱいだよな。



そんなこんな、不真面目でも本気になれば凄いってことを証明するために僕らはライブをやるのです。

大阪、梅田シャングリラにて秋のワンマンは今日の18時スタート。
不真面目な後輩代表であるゲートボーラーズがオープニングアクトを務めてくれる。
礼儀正しい後輩より無礼で笑える後輩の方が可愛いもんだよな。


イージーモードを続けるために、今日も僕らは踊るのだ。


待ってろ、不真面目。