スピリチュアルな法則の中の一つにカルマの法則というものがあります。このカルマと罪を同義語的に考えていて、人は生まれながらに罪を背負ってくるのだと思う方がよくいますので、今日は罪とカルマの違いついて考えてみます。

自分を罪深い存在だと思っているような方は過去世においてクリスチャンだった方だろうと思います。自己犠牲的精神とか何かによって原罪を償うといった考えが何となく魂に染み付いているからです。今でも世界の総人口の半分以上は多かれ少なかれクリスチャンですから、過去の時代でそうした方が現代にも沢山生まれ変わっていると思います。

そこで問題なのは、キリスト教の思想には生まれ変わり転生輪廻というものが無いということです。そもそもカルマとか業という思想は仏教やヒンズー教から来ています。ただ正しい霊界観という意味では仏教でいう業の思想だろうと思うのです。

余談ですが、仏教発祥の地インドでは、現在は8割以上が仏教以前にインドの国教であったヒンズー教なのです。そのヒンズー教の最大の問題点である身分制度を打破するべく生まれたのが2千数百年前の時代に発祥した仏教でした。その後インドは仏教国と一旦はなるのですが、インドに根付いたカースト制という身分制度の壁は厚く、その後ヒンズー教に戻っていったのでした。

ここで何が言いたいかというと、ヒンズー教ではバラモン階級という高貴な階級は生まれ変わってもバラモンに生まれ変わり、スードラという奴隷階級は生まれ変わっても奴隷になるということです。これがあるから仏教でいう誰もが魂を磨けば身分に関係なく悟りを開き仏陀になれるんだよという平等観公平観が一度は人々の希望となって広がったけれども、特権階級によってまた都合のいい教えに戻されてしまったというこだと私は解釈しています。これがインドの近代化を妨げている要因になっているのはご存知のとおりだと思います。

ですからよく私のところに来られるご相談者で、どうしても自己発展を妨げてしまう考え方が染み付いてしまっている方は、どちらかというとキリスト教的原罪の意識を持った魂か、あるいは身分差別の中で苦しんできた魂であることが多いのです。これを払拭するためにも正しいカルマの法則を理解していただきたいと思うのです。

人の魂には生まれながらの罪はありません。そんなものは存在しません。そこに存在するものは魂の歴史です。過去に生きてきた時に心に刻んだものが想念に残っているのです。カルマの法則とはそうした過去の時代に生きてきたことによって、自分だけの個性を作り上げてきた結果であるのです。その個性が偏りすぎていて、いつも同じ失敗ばかりを繰り返すようならそれを反省し、改めていくことです。

このカルマの法則があるからこそ、人生は前向きに明るく生きなくてはいけないのです。なぜなら私たちの人生は今回で終わりではなく、これからもずっと続いていくからです。今まで積み上げてきた自分が嫌だからと、今世ふさぎこんでしまっていてはいけないのはおわかりだと思います。人生とはより良き自分を作り上げていく旅であるからです。

罪の意識を持つのではなく、自分は本来無限の可能性を秘めた存在であり、天使や神様と同じ力を有する存在であるということを信じることです。その発展途上にある私たちは、それぞれの霊的ステージで日々悪戦苦闘しながら、魂向上のための修行をしているのです。本来人は罪深きという性悪説ではなく、私は本来だれもが光り輝く魂存在であるという性善説を信じようと日々精進しているのです。

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