最凶ライダー誕生の真実… | 「嗚呼言ってやるさ!言ってやるとも!!」

「嗚呼言ってやるさ!言ってやるとも!!」

 アニメ・特撮、声優・俳優、サッカー色々幅広く書いてますが、最近はグランパス色強しです。

 先程まで見ていたVシネマエターナルを見た感想ですが…(お陰でおからじは途中からですが:笑)

 

 以下はネタバレも含まれるので映像を未見の方はあまり読まれない方が良いかと…

  

 あらすじ:ミュージアムとの戦い以降も風都で発生し続けるガイアメモリ事件を解決し続ける翔太郎・フィリップの前に突然現れた謎の女性ミーナは翔太郎達に対して攻撃を始めた。

 彼女はかつて風都を震撼させたテロリスト集団NEVERリーダー大道克己を翔太郎達が殺した事を叱責するのと同時に大道克己がかつて自分達を救うべく尽力してくれた事を語り始めた…

 

 んな訳でかつて克己が救った女性ミーナによって語られた仮面ライダーエターナル・大道克己の真実なんですが内容・演出共に昨夏の劇場版を髣髴とさせるクォリティーの高い映像作品に纏まったなと思いました。

 

 克己もNEVERとなった直後はまだ人間らしさを残しておりそんな部分から他のNEVERメンバーの選抜だったりミーナの救出等を行ってきたもののその戦いの最中に起こってしまった悲劇が結果として克己に僅かに残っていた人間としての情であったり想いの様な部分を綺麗に消し去り破壊と殺戮のみを生業とする悪魔へと変貌させる引き金となってしまったという事でした。

 結末は昨夏の劇場版がありますからある程度の予想はしていたもののああいったドラマがあっての昨夏の劇場版と思うと少々悲しいドラマだったなと思います。

 

 話の最後に翔太郎達も言っていましたが「もしも大道克己があの時ミーナが息絶えず生存していたを知っていたならば…」と昨冬の「MOVIE大戦CORE」でのおやっさんとマツの関係同様にちょっとしたボタンの掛け違いが結果悲しい結末へとなってしまった事は何とも残念な限りで…

 ですがそんな事が起きる以前は克己達NEVERも100%正しいとは言えぬものの正義の為の戦いと呼べる行動を起こしていたって事でその辺りは「最初から悪い人間なんてのはいない」って言葉なんだろうなと。

 

 前後の話等々から結末に少々空しい感情を引き起こしたエターナル編でしたがホント面白いドラマではあると思うのでまだ未見の方々は是非とも手に取って見て頂けたらと思います。

 

 しかし今回のアクセル編も含めた「ダブル」Vシネマ2タイトルですが劇場公開でも十分なレベルで多分制作スタッフも劇場公開をしたかったんだろうなぁ~と…

 ですが今年(2011年)は仮面ライダーが生誕40年でスーパー戦隊も生誕35作品目の節目年度という事で東映も其方がメイン推しになっている状況下から劇場公開の尺を頂けず結果映像ソフト発売での対応だったのかなとも…(笑)