小樽観光も今回で3回目。運河や北一ガラスなど、行き尽くした感があり、
祝津にある鰊御殿の見学に出かけました。「青山別邸」です。
先月酒田に行った折、宿泊した最上屋旅館の店主から、遊佐にある「旧青山本邸」の見学を勧められ、
小樽には、青山家の別荘「別邸」があるとの話を聞きました。
小樽には「青山別邸」という鰊御殿があることは、ガイドブックなどで見聞きしていたのですが、
本邸が山形で別荘が北海道だったのか・・・とそのつながり初めて知りました。
で、これも何かの縁と、早速行ってみました。
小樽の市街から車で10分程度。北の山の中腹にあります。
長い塀で囲まれています。
現在は、小樽貴賓館として、レストランになっています。
門の脇には、立派な松の木が植えられていました。
敷地の一角に、「旧青山家別邸」が残されています。
鰊漁で巨万の富を得た青山家が、当時の技術の粋を集めて建てられたもの。
相当の費用をかけたものとの由。
鬼瓦ひとつひとつにも凝った細工がされています。
鰊御殿は、大正時代の小樽の隆盛を象徴するもの。
豪華な作りに驚きました。
鰊漁は、昭和に入って水揚げ量が激減し、衰退していったとのこと。
そのまま鰊が取れ続けていたら、北海道の経済の中心は小樽のままだったかもしれません。
