今回、ブルックリンというミュージカルに出演
させてもらうことになり、日々稽古に奮闘中。
一昨日からは通しの稽古が始まりました。
こんなに緊張するんだ!っていうくらい緊張!
普段のライブの為のリハーサルとは訳が違う!
約2時間ね、失敗しようがつまずこうが、
鼻垂れようが、自分の役から抜け出してはいけない。。。
そりゃ、そうでしょ!って思うかもしれないけど
初舞台の僕にとっては凄まじい事なんです!

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僕がニューヨークにいた頃ブルックリンには
住んだことはなかったんだけど、もちろん、
結構友達は住んでて行ったことはあった。

そんな中、僕が2番目に住んだのが、
クイーンズというブルックリンの上にあるボローのLong Island Cityという駅。地下鉄が橋を渡り、
マンハッタンをでて3, 4つ行ったところの駅。

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夜にタクシーでマンハッタンに向かうと、
凄いキラキラして綺麗な街に向かうんだけど、
実際に街に入ると、それが、まるで、蜃気楼
だったかのごとく思える。というか。。。
僕が住んでいた頃はもうそんなに汚なくもないし
治安も危なくなかったけど、外からの景色と
中の景色のギャップは凄い感慨深かったなぁ~。

まさにこんな感じ!
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始めはマンハッタンに住んでたけど、
途中からはクイーンズに引っ越して、
マンハッタンの大学に毎朝通ってた。
その道中、ストリートパフォーマー達の
歌声には本当に勇気付けられていたのを覚えてる。

今でも鮮明なのは。。。

地下鉄にいたとても大きな黒人のおばさん。
小さいキャンプ用みたいな椅子に座って、
(本当に小さくて、一瞬地べたに座ってる様に見える。)
小さい黄色いラジカセにテープを入れて、
それに小さな黄色いおもちゃみたいなマイクも
ついてて、ホイットニーとか、セリーヌとか、
を熱唱する。数曲終わったら自分で巻き戻したり裏返したりして、又、歌い始める。
音なんて割れてるんだけど、もうそんなの関係
ないの。彼女は小さいタオルを片手に汗まみれに
なりながら、ひたすら熱唱。
何度も泣きそうになった~。
僕が日本に帰る頃にはあまり見なくなってたけどね。
今だったら携帯とかで動画で残せたのになぁ、
とか、思ってしまう。。。

。。。

まあ、見てる人からしたら、
その人はただのパフォーマー。
特に、立ち止まって見る人はほとんど
時間のある観光客だったりするしね。
だから、言ってしまえば、
その演者が何者か?どこから来たか?
とか関係なくて、ただ、素晴らしい物
感動させられるものを見させてほしい。

だけど、その感動の裏側にはその人が通ってきた
色んな物語がある。
(あの時、そんな風には考えなかったけど。)

今回、その演者側、しかも、ストリートに住む
人達の1人を演じる事になって。。。
本当に難しく複雑な役に決まってしまったと、
一瞬ひるんだけど。。。考えれば考えるほど、
あと、その役を知れば知るほど、
あの時見てたおばさんの歌の説得力の凄さと
リンクしていて、余計に怯む訳なんだけどね。涙
(おばさんに関しては僕の勝手な妄想でしかないけど。)

でも、この作品を通して、少しでもそういう
パワーを見てくれてる人とシェアできたらと思う。
って、完全に自分へのプレッシャーを与える。

お陰様で千秋楽は完売してしまったらしいん
だけど、平日はまだ、平気みたいなので、
ご予約はお早めにお願いします!!

このブログにて詳細あります!!見てね!!




牧野竜太郎