ここ2試合、ヴェルディは4-2-3-1気味で試合をしています。
登録はどちらも2トップでしたが、町田戦ではアレックス1トップの後ろに飯尾でしたし、清水戦でも小池の後ろに翔哉という形だったようです。
特に清水戦では一定の内容を示したらしく、阿部が出場OKとなりそうな岡山戦でも、1トップとトップ下(登録はFW)という布陣が採用される可能性はあるでしょう。


しかし、ここで注意したいのは、1トップに阿部は危険注意だということです。
今シーズンのヴェルディにおいて、180cmを超えるFW(ジョジマール、健勇、巻、アレックス、ジミー)がスタメン出場しなかったのは、以下の5試合。


_6節 vs町田 2-1○
14節 vs岡山 0-1●
28節 vs京都 0-1●
天皇杯2回戦 vsHOYO 3-0○
天皇杯3回戦 vs清水 0-1●


6節町田戦の2ゴールはどちらも健勇投入後ですから、アマチュアのHOYO大分を除いた3.5試合は未勝利どころか無得点ということになります。
大きな要因は、相手がプレスをかけ易くなることでしょう。
どれだけ厳しくプレスをかけても、ロングボールをFWに競り勝たれると無駄足ショック!に終わりますが、そもそも逃げ道(ロングボールの受け手)がない/いないとなれば、プレスが自信たっぷりにひひになるのも道理です。
これもやはり6節の町田戦が分かり易い標本で、前半と後半で別のサッカーができたのは、相手が健勇という逃げ道を気にしたことも強く影響したと考えております。


また、対戦相手のこともあります。
前半戦の岡山戦で失敗した「長身FW抜きの試合」をもう一度岡山戦にぶつけるのは、相手の成功体験をわざわざ助けている感じがして、どうにも得策とは思えないのですよねむっ
あと、相手の長身CB(188cmの植田)が出場停止となって、代わりのCBが176cmとなりそうなことも、長身FWを入れたい理由です。


いずれにしても、こちらから相手に「ロングボールは蹴らないよ」と教えてあげることはないでしょう。
最終的には地上戦が主体になるとしても、ロングボールの受け手を用意すれば岡山は後ろも気にせざるを得ず、結果的には地上戦要員ばかりの布陣よりボールが繋がると思います。
アレックスかジミーか、ひょっとして竹中はてなマークか分かりませんけど、1人で3バックをまとめて引き付けるような「存在感の大きな選手」が出て来てくれることを期待しますかお


りゅーはーでした。