瞑想をする方法はいくつかありますが
「座って」行う姿勢が、もっとも知られた瞑想の姿勢だと思います。
この「座」という文字は、土の上に人が二人坐っている象形文字です。
青空の下で坐っている、
雨が降ると濡れるので、屋根と庇(ひさし)をつけて
「座」となったと言われています。
人が二人坐っているということには深い意味があります。
一人は、自分というものを意識している、自意識の人。
つまり邪念に迷う凡人でもある。
もう一人は、無意識の人。
つまり、邪念のないきれいな仏の心を持った人である。
一人の人間の心の中には、いつも、この二人が同居している。
同行二人(どうぎょうににん)である。
心静かに、瞑想をし、
自意識の自分を、
もう一人の仏の心を持った自分で見つめてみることも大切な事です。
~ 参考図書 空海感動の人生学~