今週の月曜日の夜のこと

仕事から戻り、いつのも仕事着の白衣を着たまま、

奈良市周辺で介護や障害福祉に関わる方の

zoom定例会に参加させてもらいました。

 

温かいお茶を入れたかったけど

そんな時間も無くなっていたので

水筒の中に残ったお茶を飲みながらの参加でした。

 

いろいろ話題が出た、その中で、

訪問看護のナースさんが切り出した言葉が

参加されていた多くの方に

共感されていました。

 

それが、

「退院して自宅へ戻るタイミングと、

その時の容態の見極めが、とても大切」

ということ。

 

以前、病院に勤務していた頃にも

全く同じことを考えていました。

 

もちろん

本人が帰りたがっているから、返してあげよう

だけではいけませんが

関わる中で、「今なら帰れる状態」の時って

あると思います。

 

そのタイミングを逃すと

体力が落ちて物を完全に飲み込めなくなったり

立ち上がる事ができなくなったり

装置が無いと、生命の維持ができなくなってしまったり…

 

この見極めや段取りは

ご本人は勿論、ご家族にもほぼ不可能なので

お世話する周りのチームのクオリティにかかって来ます。

 

容態によっては

緊急時にも24時間対応可能な訪問のナースさん

こまめな訪問で生活の細やかな部分のお手伝いをしてくれるヘルパーさん

全体をコーディネートしてくれるケアマネさん

それぞれの仕事の質の高さと、全体の連携が

とーーーっても重要です。

 

そして

体をケアする僕ら鍼灸マッサージ師や、理学療法士さん、作業療法士さんも、一緒に頑張ります。

 

ご本人の

出来ることを減らさないようにー。

痛みを緩和するためにー。

固まってしまう体をほぐすためにー。

僕らは、これらを中心に、

残された時間を少しでも有意義にするお手伝いをします。

 

そして、タイミングがハマると

病院では会話できなかった方がお話し出来たり

また食事が口から取れるようになったり

ご自分の足で立てたり、歩けるようになったりー。

そんな事が、実際に起きます!!!!

 

これって、ご本人は勿論ですが

ご家族がお世話されている場合、ご家族の負担も減るので

ダブルで喜んでもらえます。

勿論、プロの介護スタッフも。

 

人生、タイミング。

これは、どのシーンにおいても同じ、共通テーマだと思います。