全日本書芸文化院(全書芸)は、全国的に見て大きな書道団体で、東京・六本木の「国立新美術館」にて、毎年、盛大に「全書芸展」が開催されています。本コンクールの展覧会も、全書芸展と併催で開催されています。
一昨年、書道を再開して初めて出品させていただいた時は、一般の部漢字部門にて、「優秀賞第一席 」という大きな賞を受賞させていただき、授賞式に出席させてただき、国立新美術館に作品を展示 していただきました。
昨年は、「特選賞」を受賞 させていただきましたが、残念ながら、授賞式出席と国立新美術館への展示には、あと一歩及びませんでした。しかし、上位賞の受賞はとても嬉しく思いました。
一昨年も昨年も、特選以上の受賞者には、学生の部も一般の部(漢字の部・かなの部)も、個人出品は私一人だけでした。外部から出品させていただいての受賞でしたので、そういう意味でも励みになりました。
一昨年は、書道を再開させていただき、1年間ひたすら半紙ばかりの練習でした。また、臨書の練習ばかりしていましたので、文字の字形や配置、作品の全体構成など・・・、技術的なものどれもがまだまだ未熟な作品ばかりでした。
しかし、自分で言うのも変ですが、この時期は、素直に一生懸命、ひたすら前向きに頑張っている作品で、本コンクールで「優秀賞第一席」をいただいた作品は、作品の線質が今現在の半紙作品より、張りがあって良い感じがします。
また、条幅(半切)を主に出品させていただいている昨年、今年について見ますと、半紙作品の書道展への上位入賞がイマイチな感じです。
ここ最近は基本の半紙の練習に少しずつ力を入れて、一昨年のことを思い出しながら、原点に立ち返って勉強し直しています。やはり半紙の練習をおろそかにしますと、条幅作品にも影響が出てくることを実感しました。
練習時間の確保がとても大変ですので、これからも、無理はせずに、楽しく効果的な練習をして、作品づくりをさせていただきたいと思っています。
それでは、いつものように、以下、本コンクールの褒賞です。
<褒賞>(※昨年の一般の部漢字部門受賞者数) ※昨年の出品総数は約600点
○最優秀大賞(1名)(同時に、文部科学大臣賞、東京都知事賞のいずれかが授与される場合あり、今年は「東京都知事賞」受賞)
※賞状、副賞(特大トロフィー)、授賞式出席対象、国立新美術館本表装展示、全書芸誌・インターネットに作品写真・氏名等掲載
○優秀賞第一席(1名)
○優秀賞第二席(1名)
○優秀賞第三席(1名)
○優秀賞(6名)
※賞状、副賞(特製カップ)、国立新美術館本表装展示、全書芸誌に作品写真・氏名等掲載(ここまでが、1.7%)
○特選賞
※賞状、副賞、全書芸誌に氏名等掲載(39名)(約6%)
○金 賞
※賞状、記念品 (約20%)
○銀 賞
※賞状
○銅 賞
※賞状
※銀賞、銅賞の各賞の割合は不明(約72%)
※出品者すべてに「銅賞」までのいずれかの賞が授与されます。
今回、出品させていただきました作品は、以下の3点です。
左から、空海「風信帖」、同じく「灌頂記」、黄庭堅「松風閣詩巻」です。3作品ともに、それほど書き込んでいませんが、時間を空けてまあまあ書いていましたのは、「松風閣詩巻」です。
それでは、結果は以下の通りです。
残念ながら、特別賞相当の優秀賞以上には届きませんでしたが、昨年と同じ上位約2~8%の「特選賞」を受賞させていただき、大変嬉しく思います。いずれか1作品が特選受賞ですが、現時点では分かりません。
とても勉強になる本コンクールですので、また来年も出品させていただきます。そして、お正月には、同院主催の書初展も開催されますので、こちらにもまた出品させていただこうと思います。
それでは、今回も大変お世話になりました全書芸の皆さまに、心からお礼申し上げます。どうもありがとうございましたm(_ _)m
<追伸①です。>
また、今回の出品作品郵送封筒です。宛名がほんの少し曲がりましたが、まずまずだと思います。いかがでしょうか?
<追伸②です。>
今晩はクリームシチューをつくりました。またまた、はね出し新鮮野菜を多めに使いました。10皿分の某有名会社のシチュールー、にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、白ブナピー、コーン、鶏肉、牛乳と、合わせて600円くらいです!(ガス代は入れていません。)