たった一周600mの中で | 牧師剣士     (堺育麦キリスト教会牧師)

牧師剣士     (堺育麦キリスト教会牧師)

48歳から28年ぶりに剣道再開。
すっかりはまってしまいました。
57歳で五段をいただきました。長年クリスチャン剣士でしたが、2010年11月に牧師になりました。これからも神と人に仕える者となっていきたいと願っています。剣道修業も続けていきます。

ジョギングコースの中で

私のジョギングコースは教会の周りの約600mの周回コースです。

中秋の名月を明日に控えた、ほぼ満月の秋の風情を楽しみながら、今日は早足ウォーキングにしました。歩くとまたいろんな事が見えたり、聞こえたりします。


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あんまり緑は多くないのですが、どこかで虫の声も聞こえてきます。

今日は、秋祭りの提灯が目を惹きます。



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ここ鳳のだんじり祭り(秋祭り)は10月4,5,6日です。

毎週、毎週、準備が進んでいきます。

提灯は今週からです。


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大鳥大社のだんじり小屋の前では、祭り囃子の太鼓、鈴、鐘の練習はもう二週間も前から、毎晩しています。

今日は、歩いている前から、暴徒のような集団が走ってきます。「ソーリャ、ソーリャー、ワアーーー!」と祭りに備えて走る練習をしている若者の集団とすれ違います。




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そして、今晩はコースの中にまた違った人だかり・・・・・・。

ここでは929日(日)投票日の堺市市議会議員 補欠選挙の事務所開きのようです。

大阪維新の会の事務所です。大阪維新の会は今回の堺市長選挙が正念場。同時に行われる補欠選挙も力が入ります。松井幹事長が挨拶をしていました。


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そしてだんじりの所では、屋根の上に大工方が乗って、うちわを持って合図をしながら、後ろのてこを大勢の人で動かす練習をしていました。「右、左。大きく」と合図。




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後ろの人たちは大勢で真剣に動かないだんじりを曲げる練習をしていました。こんなこともやっているんやなあ・・・・。そりゃ稽古をやっていないと、うまく「やり回し」はできないだろうなあと納得。



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私のジョギングコースは大鳥大社の鳥居前。だんじりの「やり回し」が見られるメインストリートもあります。

祭りの稽古に毎晩、力が入っています。

たった600mの小さなジョギングコースの中でもいろんな人生があります。いろんな人が生きています。

祭りの熱気に盛り上がっている人もいます。今度の選挙にまさに人生をかけている人もいます。

日頃は一人では出さないような大きな声で楽しそうに暴徒のように道を走っている若者がいます。

いろんな人生があるなあ・・・・。生きているって楽しいなあ・・・・・。と思います。

中秋の名月一日前のコースを、虫の声を聞きながら、祭り囃子の稽古と、暴徒たちの歓声を聞きながら、選挙事務所の「ガンバロー!」の声を聞きながら、私はエリコの城の周りを祈りながら歩いたイスラエルの民のように歩いて見ました。

人が生きているって、すごいなあ・・・・。いろんな事があるなあ。こんな小さなコースの中でも・・・・・。なんか感動しました。