〈会長参上いたしました〉㉖ コエドブリュワリーの朝霧明佳(さやか)さん | 料飲稲門会公式ブログ

料飲稲門会公式ブログ

早稲田大学 料飲稲門会のオフィシャルブログです

<会長参上いたしました>26はまたまた各界で活躍する
ワセジョの登場です。

今回はクラフトビールの世界で有名なコエドブリュワリー

実家の下で活躍する朝霧明佳(さやか)さんをご紹介いたします。

 

大学時代はどのような活躍をなさっていましたか。

 

普通の大学生らしい生活を送っていたと思います。

イタリアンレストランでアルバイトをし、仕事を通じて

ささやかながらイタリア語やワインについて勉強することが

できました。

 

サークル活動では、「食べ歩き同好会」に所属し、

地域風土に根付いた食を楽しみながら学びました。

 

また、2年生より毎年、大学の授業を通して興味を持っていた

ヨーロッパの研修旅行に参加し、各国の文化や言語を肌で感じ

ながら勉強できたことはかけがえのない財産となりました。

 

旅行を通じて、生涯の友もできました。

あとは、実家の仕事を時々手伝うこともありました。

学生ながら手伝わせて貰うことで、実家がどんな仕事をし、

どのようなことで社会に貢献できているかがぼんやりと掴めた

気がします。

 

社会人になってからの経歴を教えてください。

 

食を極めるために飲食業界に勤めようかとも考えましたが、

私自身「衣食住」全てに興味を持っており、

卒業後は衣料品メーカーに勤めました。

 

約3年が経ち、キャリアアップも考えましたが、

社会人としての基礎を学ぶことができた今、

実家の仕事を手伝ってみたいという思いから、

母の下、実家の子会社に入りました。

 

地ビールの先駆けでコエドブリュワリーは随分話題に

なりましたが、貴方は関わっていたのですか。
またコエドブリュワリーのことを紹介してください。

 

1994年に酒税法が改正され、規制緩和と共にもともと

有機栽培商社であった弊社もビール業界に参入しました。

 

ビールを製造するに当たりノウハウがない弊社は、

本場ドイツのブラウマイスターを招聘し、

ドイツの機械や原料を輸入しました。

 

その際に、私もドイツに連れて行ってもらい、

契約先の方々とも親しくなりました。

 

よりコミュニケーションを取るために、

高校はドイツ語が学べる学校を選びました。

 

現在は5種類のビールを主力としておりますが、

以前まではOEMを行い数百種類にも及ぶビールを製造しており、

そのロゴデザインに関わったり、ビールイベントの手伝いもしました。

 

弊社ビールはもともと、地域に根付いた文化や伝統をビールに

応用することをコンセプトにしてきました。

 

それが、本社や第1工場があります川越特産のさつまいもを

用いたビール「紅赤」に体現されています。

 

こちらの他、4種類のビールを主として製造しており、

本場ドイツの伝統的な製法と、

世界的なクラフトビールムーブメントの潮流に乗った

新たな味わいを混合させた様々な味わいを楽しんで頂けます。

 

現在は兄に当たる2代目の下、世界的なコンペティションに

出品し評価を頂き、世界10カ国以上の国々に輸出しております。

 

「Beer Beautiful」

を合言葉にクラフトビールの普及に努めております。

 

今はワインアドバイザーとして活躍なさっているようですが、

具体的にどのようなお仕事をなさっているのですか。

 

ワインアドバイザー取得の為に恵比寿に本校があります

「レコール・デュ・ヴァン」で学び、

現在はそちらのビール専門の特別講師をさせて頂いています。

 

また定期的にワイン会に参加し、

飲料業界の方々との交流を深めると共に、

弊社ビールのご紹介もさせて頂いております。

 

日本ワインについて一言

 

日本食の世界的な浸透と共に、

日本ワインも世界に広まってゆくことを信じてやみません。

それだけのポテンシャルと技術を持っていると確信しております。

 

今後の日本ワインの質の向上を楽しみにしつつ、

(私が申し上げるのも恐縮ですが)

我々クラフトビール業界も追随してゆきたいと思います。

 

料飲稲門会に期待することを率直に述べて下さい。

 

学友であり同業界の幅広い世代の方々と交流できることは

大変素晴らしいと思います。

ただ、より距離を近くさせ密な交流を目指すことは

皆様にとってより一層利益になるのかなと考えます。

 

(例えば、ある料飲稲門界の方のお店にて食事会や討論会を行うなど)

 

料飲稲門界の益々の発展を祈念いたしております。

 

料飲稲門会の仲間の店を訪れ食事会をし、

コミュニケーションを図る、

少しゆるい会を企画しています。

常任理事会で具体的に計画いたします。

今日はありがとうございました。