2月28日 | Ryotaroは適当です。

Ryotaroは適当です。

適当に書いてます。

朝凄く寒かったのに今は晴れてます岡山。
東京は雪が大変そうです。
事故にはお気をつけてお過ごし下さい。

昨日は広島へ。
高速乗って夕方にアステールプラザへ。

パルコ・プロデュース公演「90ミニッツ」
作・演出:三谷幸喜 出演:西村雅彦/近藤芳正

観劇してきました。

以下ネタバレ有

交通事故で9歳の息子を事故で亡くしかけている父親(近藤芳正)
90分以内に手術をすれば助かる命。
けれど彼は子供を心から愛しているが、地方の土着的宗教上の理由から
頑なに輸血拒否していて手術に必要なサインをしない。
子供の命を救うために、父親を説得する整形外科副部長(西村雅彦)

舞台は2人で暗転なし。ほぼ素舞台だけど、舞台前面中央には常に水が滴り落ちている。

「論理」と「対話」の舞台。
僕は非常に強い大人の「エゴ」というものを感じた。
最後の最後まで「エゴ」が取り巻いて、子供の命が単なる「道具」に扱われている。
特に妻の意見に左右される父親の屑っぷりが凄い。
見終わってもやるせない感じというか、「現実」を押し付けられて苦しい。
「誰かの為に」という言葉が非常に安っぽく感じてしまう。
実際そんな人間ばっかりなんでしょうね。

今回笑いを封印したと書いてありましたが、非常に笑わせて頂きました。
どうやら他の方のレビューを見ると、初稿とは演出も台本も少し変っているみたい。
最初の東京公演は本当に笑いの場面が一切なかったそうです。
そっちも見てみたかったな。

僕的には非常に勉強になるお芝居だった。会話劇ってやっぱり好きだ。
DVDが出たらもう一度見直してみようと思います。