No.968 1年が経ちました(その1) | ryokukanetworkのブログ

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砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

みなさん、こんにちは。

さっちゅです。

こちらはだいぶ寒くなってきましたが、みなさんお元気ですか?

 

 

さて、今回私は、ずっと担当しているニンティアオ給餌実験の経過をお伝えします。昨年秋から始まった給餌実験ですが、ちょうど今月で一年経ちました。2頭から始まった実験も、今ではニンティアオ飼料4頭、通常飼料3頭の合計7頭に飼育頭数が増えています。

 

 

最初は小さい子牛だった一頭目。体重300kgからのスタートした直後の様子です。

 

 

 

 

今では体重600kg超の立派な成牛に育ちました!

体重計に乗せるのも一苦労ですよ。。

(加油)

 

 

 

 

以前途中経過でお伝えした通り、ニンティアオ飼料を与えるグループの方が、通常飼料のグループよりも体重増加スピードが速いです。

 

 

体重300kgから500kgまでの飼育日数を比較すると、ニンティアオ飼料グループが通常飼料グループよりも平均で約60日早いです。ただし、まだ実験頭数が少ないので、個体差がかなりデータに影響していますので、一喜一憂はできません。とはいえ、2ヵ月も生長が早いとその期間の飼料代や飼育労働力などのコストが安くなりますよね。これは牛を飼育している地元住民にとって、とてもインパクトがある結果だと思います。

(通常飼料より成長が劣るということは今のところ認められませんが、引き続きデータの収集に努めます)

 

 

 

 

 

ニンティアオ飼料は、緑化地で特に化学肥料なども与えずに育てていますので、当初の予想通り副作用など健康へ影響もなく順調に成長していますが、そうなると気になるのは肉質です。もし通常飼料の牛に比べて美味しくないと、せっかく早く育てても売れなくなってしまうリスクがあります。

 

そこで、ニンティアオ飼料で飼育した最初の1頭を、カンヂカ等の肉屋に引き取ってもらい、そこで食肉処理したものを実際に調理して食べてみたいと思います。毎日決まった時間に餌をやり、10日ごとに体重を記録し、家族みたいに毎日顔を合わせていた牛がもうじきいなくなるのはちょっと寂しいですが、しっかり味わって肉質チェックを行いたいと思います。

 

(つづく)

 

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