「自閉症」を知ってください | ☆ ある ものがたり ~発達障害とともに~☆

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 中学3年生 中学1年生 小学5年生 障害のある子もない子も・・・そんな三兄弟の ものがたり

先日の NEWS23 番組を見ました。

いろんな思いが、入り混じっています。


うちには、自閉症児 そして、兄・弟がいます。


テーマパークへ行く。 家族にとっては、大冒険です。

「旅行へ行く」 ということは、大冒険なのです。

そして、

自閉っ子の兄弟がいなければ、もっとスムーズに

アトラクションを見てまわることができ

もっと、ラクにいろんなことを楽しむ事ができる。

そう、なんでもない旅行を楽しむことができる。


それでも、兄弟は、そんなこと思うことはなく

家族みんなでの旅行に満足してくれる。


一歩間違えば、「弟さえいなければ・・・」そう思ってしまうかもしれない。


だからこそ、もっともっと兄弟に 目を向けてあげなければいけない。


どうしても、自閉症児本人にばかり、目が向いてしまう。

でも

自閉っ子のためにも、もっともっと兄弟に 目を向けてあげなければ。。。


そう思いました。


私は今まで、もんすけがいることで、あの子がいなかったら・・・・

そんな風に考えたことはなかった。

あの子がいるのが 当たり前で、5人で家族なのだから。


でも、客観的に 同じような家族を見ることで

今まで、考えなかったこと、色々考えてしまいました。


今まで、こんな風に、兄弟の視点で、取り上げてくれた報道はなかなかないのではないか、と思います。

兄弟は、親よりも長く、自閉症の兄弟とつきあっていかなければならないのです。

そのことを、もっとみんなに考えて欲しいと思います。

だから、今回のような報道は、私は嬉しかった。



あの年で、道路に寝てしまって、泣き騒いでいる子供を見て

どうして、しつけがなっていない、と思ってしまうのか。

3歳くらいの小さな子供ならともかく、あれだけ大きな子供が

パニックになっているのを見て、どうして。。。。


もん父が不思議そうに言った。


そうか、みんなとっさに「自閉症なんだ」と頭に浮かばないから

「まあ、しつけのなっていない・・・」と思うのか。

ちょっとでも、「自閉症」という言葉を知っていれば

「あの子、自閉症なのかな・・・?」と思ってくれるのかもしれない。


そんなこと思った。

少しづつでも、知ってもらうこと。それがなにより大切なのかもしれない。


人の目地獄。

これは、親や兄弟だけではなく、本人にとってもつらいものなのだろうから。。。


そして、我が家のお兄ちゃん、弟くん。

兄や弟がこれからも、ずっとずっと もんすけが大好きだと言える

そんな兄弟でいて欲しい。


最近、もんぺーは色々と聞いてくる。

もんすけのことを理解しようとしてくれている。

もんすけは、ちょっと とまどったような、困ったような、

そして、嬉しいような恥ずかしいような顔をして

話を聞いている。


もんすけは、我が家のムードメーカー。

彼の笑顔は、みんなを笑顔にしてしまう。


これからも、ずっと そうだよね。。。

みんな 仲良しでいようね。