日本からも心配や励ましのメールを頂きありがとうございます。

他にも状況が分からず心配してくれてる方がいると思うので、少し状況をお伝えします。(超流動的な状態なので事後報告になります。)


先々月下旬からメキシコ南部では大雨&ハリケーンの影響で大変大きな被害が出てます。僕も遠征中に被災地を見ましたが悲惨です…。

photo:04

photo:01

photo:03

photo:05

photo:06



その影響で僕のいるリーグに50%以上の出資をしているとみられるベラクルス州からのリーグ分配金が滞り、月に二度の給与支払日が明日、明日と、また明日と、ひと月ほど遅れてしまいました。

そして、ついに先週の木曜日(9月末日)。翌日の給与支払日に支払いがされなければプレーする事はできない、と選手側がチームに訴え、金曜日からの3日間のストライキに入りました。チームオーナーへの保証を求めたわけです。多くの選手が家族を養っていて生活に直結する訳ですから当然ですね。ストライキに入り、一部の選手の家族たちがホテルで一緒に生活しだしました。給料が支払われないから食事や生活の負担をしてもらう為にホテル住まいなんでしょう。深刻ですよね。

話は金曜日にはチーム消滅、となり
土曜日にはリーグ消滅の話になり、こうなる事をある程度予想していた僕も、次のプランをエージェントと話し合い、方向性をいくつか模索してました。気持ちを前向きに切り替えて「これをチャンスにしよう!」と。

ところが、日曜日になりリーグが再開するかもしれないという話になりました。

多くの選手の給与をカットしリーグを存続させる。その条件でもプレーする意思のある選手は再契約したい、と。提案があったようです。僕のチームだけでは無く他のチームでも同じ動きがあったようです。そして、条件を飲めない選手は退団、と。なので多少選手の質は落ちても仕方ない、というところです。13人いた投手陣は先発が2人中継ぎが3人退団。3人いた左が全員消えました。

僕は条件を飲む事にしました。高い飛行機代を払ってチャンスを掴みにメキシコまで来て黙って帰る訳にはいかないですもんね。それに新しい環境に移っても、また環境に慣れるのに時間と労力を使う事になりますから、今のチームメイトと一緒にまたスタートしようと決めました。

GMと選手がそれぞれ個々に面談して月曜日を迎えました。一人でも練習しに行こうと足を運んだ球場には面談を済ませた選手達が練習してました(練習するなら言ってよ~な感じでした。)そして、翌日の再開幕戦の先発を告げられたのです。同時進行で月曜日夜にリーグ会議が開かれリーグ再開が決定しました。

僕の面談は最後でしたが月曜日にはGMの時間が取れず、翌日の先発前にホテルで話をしました。状況を細かく説明してくれたGM。スタッフも本当に親身で、一生懸命な球団です。誠意、大切ですね。

気持ちの切り替えも体の調整も、よく分からないままの先発でしたがチャンスだと思いマウンドに上がりました。

が、苦い思いの結果に。

調子が徐々にですが上がって来てる事を感じられたの収穫。あとは自分のスタイルを見つめ直すキッカケになりました。

これ以降の事は、また、バタバタ…。いや、ドタバタしていてます。どうなるんでしょうか…。

また報告します。


状況はハリケーン続きで荒れてますが、僕は前向きに生きてますのでご心配無く!( ´ ▽ ` )ノ




tacos counter : 204 tacos / 43 days

o(・∀・)o 「ざぁぁぁっす!」

iPhoneからの投稿