『侍・中込伸』
Theme: 思い毎日忙しくしています。先日書いて更新しようか迷っていた日記を更新します。時差があることをご理解の上、読んでみてください。
『 11月10日。
ブログ、放置してすみません。
来シーズンへに向けての作業に入っているんだけど、プライベートでも色々とやらなくちゃいけない事が多くてねぇ。
毎日バタバタしていますよ。風邪は良くなってきました。鼻水は相変わらずズルズルやってます。
日本に帰ってきて若干の浦島太郎状態ですが、時代ですね。ネットがあったおかげで少しは話についていけます。ただ、お笑い芸人やアイドルが沢山増えていて分かりません。覚えきれないし、どこが面白いのか分からないこともあります。

日本のプロ野球
日本シリーズはチラッと観ました。チラッと。巨人は7年ぶりの日本一ですか。おめでとうございます。若い選手が台頭してきて活気のあるチームになってますね。

友人達にも帰国の報告
をしています。不景気の影響は深刻なようですね。忙しいとか大変だという話ばかりでした。

でも、ご飯が美味しい。

やっと昨日、福岡に帰ってきて8日目にしてラーメンにありつきました。いやぁ。ただいま、って感じですね。春吉のだるま に行きました。モツ鍋にはまだあり付けてません。台湾でたらふく食べた豚足も焼き鳥屋さんで食べました。
あんまりブログに書く気にはなりませんが・・・。先日はブログへの沢山のコメントを頂き、ありがとうございました

僕も台湾プロ野球に縁があり、プレーさせていただいた事に感謝と喜びを感じています。
ありがとうございました。最後の数日は騒動で外に出ることもできず、台湾滞在中にお世話になった方々にもお礼とお別れをいう事も出来ませんでした。ごめんなさい。
僕としては2年連続でチームもチャンピオンシリーズに進出する事ができたし、外国人選手としての「仕事」が果たせて良かったなぁと思ってます。台湾チャンピオンに成れなかった事、が一番の心残りです。当然、苦労も沢山あったけどそれを楽しんで越えられた周囲の人のおかげですね。ありがとう。

契約が更新されず退団する事となり、とても残念ですが、契約社会の人間ですから遅かれ早かれ、良かれ悪かれ、こうなるモノですね。日本のプロ野球時代から感じているんですが、ずーっと同じ所に留まるというのも会社にとっても個人にとってもあまり良い事ではない気がします。望まれてそこにいる事は幸せだと思いますが、契約社会の人間であるのに安定を求めてしまったがために、自らの立場の保身に走り仕事への正義を見失った人たちを沢山見てきました。この世界はシビアじゃないとダメなんです。
なので、これもチームや僕に対して、野球の神様がくれたチャンスなのだと思ってます。心だけはウキウキで
。最後まで「このマウンドが最後になっても後悔しないよう、自分を信じて」マウンドに上がれたのは応援してくださったファンの皆さんのおかげです。ありがとうございました。
兄弟象での在籍期間中、多くのファンの方に支持していただきご声援いただきましてありがとうございました。本当に感謝しています。謝謝你們
我愛你們
我愛台湾
あっ。それと、台湾シリーズのメンバーに入らなかったのは以前、お話しましたが戦略的な理由です。契約の事とは別の理由なので、誤解されないように言っておきます。一旦、契約は切られます。来年の春キャンプに参加して・・・。という事だったのですが、チームを立て直してきた監督もなぜか契約が継続されないという事ですので、それも白紙になりましたね。個人的にも不安が大きく、今は考えられません。あしからず。
感謝を忘れてはいけない方がもう一人。中込伸さん。
日本での実績や、、知名度もない僕の投手としての能力をちゃんと見て、チャンスをくださった中込さん。本当に感謝です。いつも口では厳しい事しか言われませんが、その配慮には愛が溢れていました。今年の前半戦、チームの守備状況が思わしくなかった時も「言い訳をするな。お前がダメなら俺も一緒に切腹や!それだけや。」と言ってくださいました。中込さんも分かってくれていたのですが「日本人として、侍として」という気持ちを僕に伝えたかったのだと思います。
そんな先輩のために何とか結果を出したい。という思いだったけど、なかなか結果が出ずに悔しい思いもしました。この頃(開幕後1、2ヶ月)は投手陣の成績が数字的には良くない時期で、前監督はマスコミに対して投手陣の成績の悪さを述べてマスコミも「投手コーチの責任重大!」なんて書いていました。日本人の僕からすると「???。それではチームは悪くなる一方じゃないか・・・。」と疑問でした。日本人の僕と台湾の野球の考えは、責任の方向性やチームの問題把握の意識の違いすぎて・・・。悔しかった。
自分の事なら悪く書かれても流したり我慢できるんだけど、こんなに献身的にチームのために仕事をしている中込さんが悪く言われる事が悔しくて悔しくて・・・。シーズン中にはそれとなく書いてたけど、その真意はこういう事だったんです。守備面の不安を綴ったのは僕自身の弁護ではなく、中込さんへの批判への反発でした。これはチームへの問題提起のつもりでもあったんですが。日本人的考えであり台湾で台湾で通用する分けも無く、、見ている人には誤解を与えてしまいましたね。すみません。
昨年の僕の誕生日の時は、サプライズでバースデイパーティーをしてくれました。台湾という異国での生活が2ヶ月くらいたったころ。飲んでて酔っ払っていたのに用意されていたケーキには感激しました。精神的に張り詰めていたのもあって思わず目頭が熱くなりました。
結果が出ないときは食事に連れて行ってくれて、野球の話はそこそこに気分転換をさせてくださいました。口には出しませんが中込さんの心遣いには愛があります。そういう人です。
台湾でプレーする事が日本で投げることより難しい事や、台湾での生活の苦労も酸いも甘いも知っている人なので、僕としては本当に心強いアニキでした。アドバイスはそれ程多くは無かったですが、精神的にも鍛えられましたし、経験を通して感じえることが沢山ありました。感謝です。
ここでのお話しは、ほんの、ほんの一部ですが、こんな風に中込さんの良い所をお話すると、中込さんに怒られるかな。(表向きに良い人にはなりたくない、人ですから)だけど、中込さんに心底から救われた人間が沢山います。兄弟象の多くの選手がそうでしょう。チームだってそうだよね。浅い部分で付き合っていたら分からないのかもしれませんが、アメリカから来たマットも「口のいいヤツは悪いヤツ。口の悪いヤツは良いヤツ」だって中込さんのことを表現していました。メジャー経験もある彼でさえ「あんなコーチにあった事がない」といって感激してました。彼も含め外国人選手も中込さんに救われたはずです。それがチームの力になりました。
本当に優しい人です。若手投手の起用にも情が凄く入ってしまう人ですね。ベンチから見ていてスパッと変えないので心配になることも多々あったり・・・。でしたが、それがチームを背負う若手への愛情だと感じていました。経験からしか得られないですからね。心を鬼にして、というところでしょう。自分が嫌われても選手が良くなればそれで良い。という想いだったと思います。打たれたら責任は俺にある。思い切って行け!と、いつもミーティングで言ってらっしゃいました。スジは通す人です。
見た目や肩書き、自分に利益があるかないかで人と付き合う人ではないので時には誤解を生みますが、人間として尊敬できる人です。綺麗ごとばかりを言って自分を守り、責任を他人に押し付ける人なんかより100万倍、素敵な人です。
僕が良い時は慢心しないように、悪い時もその場しのぎの考えで非難する周囲から守ってくれた人です。台湾という国で日本人でありながら台湾人選手を、コーチを守ってきてくださった人です。毎日、率先してグランド整備や、水撒き、球拾いや打撃投手。トゲトゲしい口調とは裏腹に献身的に裏方の仕事をされていました。そこに何もかんじない人はいないでしょう。中込さんは選手からも「アニキ」と慕われていましたが、自分が身を挺して人を守り、言い訳をせず人の責任まで自分が背負おうとする姿勢には頭が上がりません。こんな人見たこと無いです。
人を愛す事に優れた人です。そしてとても賢い人です。
賢いのに理屈より、人への愛情が先走ってしまう人です。
昨年、台湾に渡る前、色んな人から「台湾では“まともに野球”が出来ない」と聞いていました。
「日本の野球らしい野球」という意味だと思いますが、台湾プロ野球への挑戦を勧める人も少なかったです。僕にとっては背に腹は変えれない状況でしたから、覚悟を決めて台湾に渡りました。
ですが、中込さんがコーチにいてくれたおかげで僕は比較的多く“野球”をすることが出来ました。もちろん元々チームにも“野球らしい野球”をしたくて堪らない選手たちがいて、彼らの起用方をうまくやった事で気持ちも一つになった事が大きかった、と表現しましょう。個々の力はあるのにチームが機能して“野球”をする事が少なかったんでしょうね。兄弟象ファンの人たちもここ2年は“野球らしい野球”を見る機会が増えたんではないでしょうか。
中込さんの過去のことを穿り返す人もいるようですが、実際に自分が見たわけでもないし、マスコミの情報だけで人を判断するのは良くない事と思います。情報に操られるもの好きじゃないです。中込さんの事に関してもマスコミは悪い事ばかりを書き立てるので見ている人は悪い部分だけを信じきってしまいますね。でも、自分で見て、会って接して得た僕の情報は少なくとも間違っていない情報です。僕は普段から噂やイメージで人と付き合わないので良く分かります。日本人として人として、中込さんは尊敬すべき侍です。
そんな中込さんが空港で検察に連行された事。
心配でなりません。悔しくてなりません。相変わらず台湾のマスコミの情報が曖昧なので何が正しいのか分かりませんが、中込さんは現場(グランド)の責任者であり、プロとしてグランドでの責任を立派に果たし、評価されるべきだと思っていました。
それにも拘らず、今回の騒動では、グランド外の問題の責任を取らされ(どこがどうなって?)退団。弁護士もつけられなかったようだし、フォローも一切無しだということで中込さんの心中を察すると悲しすぎます。
守る側の球団のこうした対応にも理解できず、失望してしまいました。契約を切った時点で球団はノータッチ?弁護士も用意してなかったみたいですね。これだけチームに貢献してきた人がこんな扱いを受けて・・・日本人としても憤りを感じます。
万が一、起訴されれば1年や2年は国外に出ることも許されず、仕事も出来ないそうで・・・。台湾のプロ野球の為に、チームの為に嫌われ役を買って出ている人に対して・・・。そんなぁ。ですよ。
外国ですよ。不安や心労は想像を絶します。たとえ、無実が証明されても社会的影響は大きい。いっそのこと、事実無根の罪を認め、罰金を払ってしまった方がいいんじゃないか、なんて、要らぬ心配が頭をよぎります。
僕も台湾でプレーする以上、そういう事に巻き込まれるかもしれないという不安はありました。でも、「関与していないものは関与していない。正しいものは正しい」と言えば良いと思っていました。自信を持っていました。でも、考えが甘かったと感じます。日本でも通用しないことがあるのに、国が違うんですもんね。
以前、冤罪事件の映画を観たことがあるんですが、そのストーリーが頭に浮かんでしまいます。
台湾プロ野球でプレーしているばかりに八百長の疑いを掛けられれば裁判の可能性も出るという事で、守る側の球団がこんな対応をするのであれば外国人選手やコーチが台湾で仕事をするには、かなりのリスクを背負う事になります。公営ギャンブルが無く、日常的に人気のある野球(台湾だけではなくNPBもMLBも対象だと聞きました。)が賭博の対象とされている所ですから、プレーしている以上、八百長『疑惑』を疑われない選手はいないでしょう。試合にそれほど出ていない選手であっても疑いを掛けられていると言うぐらいですからローテーションを守って投げてれば疑われる可能性も出るわけで。どんな事でもそうだけど疑われるのは気分のいい事じゃない。
素晴らしい仲間やファンに恵まれた時間だったのに、その事がとても残念に思います。僕は素晴らしいファンや仲間がいる台湾が好きです。嫌いになる事はないけれど、そこでプレーをする事が出来ないのは辛い事です。おそらく中込さんもそう思っているはずです。それだけにとても残念な事になりました。八百長があった、なかった、なんていう事はどうでもいいです。人が人を愛せない事が悔しいし辛い。正しい物が正しいとされない世の中が憎い。そんな気持ちです。
とは言え。
騒動は鎮静化しつつあるようですね。容疑を認めた者もいるようですが(これさえ事実なのか分からん)疑惑を掛けられた「野球賭博が産んだ犠牲者」を出しただけで今回も何の解決にもなっていないですね。責任を誰かが取れば終わり?じゃないよな。ファンもそれで納得するのかなぁ。日本人の僕には全く理解できません。
仕事に対する責任。人に対する責任。自己に対する責任。個人の責任。会社の責任。社会の責任。国の責任。人間としての責任。
「責任」ってなんなんだろうか。 』
頑張れ ニッポン!!台湾 加油!!
o(・∀・)o 『ざぁぁぁっす!』
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