【吉田松陰】不安と生きるか、理想に死ぬか | 中谷良子の落書き帳

中谷良子の落書き帳

核武装・スパイ防止法の実現を

時代のすべての異端児たちへ。後悔しない生き方とはなにか?

時代の常識をことごとく破り、幕末の英雄たちに大きな影響を与えた天才思想家・吉田松陰から学ぶ自分と仲間の魂に火をつける方法。

誰よりも熱く、誰よりも冷静だった天才思想家、吉田松陰。

心(MIND)

歳月は齢と共にすたるれど崩れぬものは大和魂松陰からの学び一
動きながら準備する


やろう、とひらめく。

そのとき「いまやろう」と腰を上げるか、「そのうちに」といったん忘れるか。やろうと思ったときに、なにかきっかけとなる行動を起こす。それができない人は、いつになってもはじめることができない。

むしろ次第に「まだ準備ができていない」という思い込みの方が強くなっていく。いつの日か、十分な知識、道具、技術、資金、やろうという気力、いけるという予感、やりきれる体力、そのすべてが完璧にそろう時期がくると、信じてしまうのだ。だがいくら準備しても、それらが事の成否を決めることはない。

いかに素早く1歩目を踏み出せるか。いかに多くの問題点に気づけるか。いかに丁寧に改善できるか。少しでも成功に近づけるために、できることはその工夫しかない。よく行動する人は、知識は必要最低限でいいと考える。

なぜなら実際に動く前に、わかることなんてほとんどないと知っているからである。だからよく失敗する。だがそれで「順調」だと思っている。そのように私たちの脳は、自分の行動をうまく正当化するようにつくられている。小さくても、「1歩を踏み出す」という行為さえ続けていれば、「なぜこれが正しいのか」脳が勝手に理由を集めてくれる。

吉田松陰は、行動につながらない学問は無意味だと考えた。大切なのは、不安をなくすことではない。いかに早く、多くの失敗を重ねることができるか。そして「未来はいくらでも自分の手で生み出すことができる」という自信を、休むことなく生み続けることなのである。

吉田松陰の教えとは。

★結果じゃない★

大事なことは、なにを、どう手に入れるかではなく、どんな気持ちを感じたいかなのです。たとえ手に入れたものが、どれだけ美しくて広い家だとしても、住んでいる人がやさしい気持ちになれないのなら、それは貧しい人生です。

★やり切るまで手を離すな★

たいていの人はまだ序の口で、いよいよこれからが本番だというときに、自分の田んぼを放置して、人の田んぼの雑草を取りたがるのです。人の田んぼの雑草を取るというのなら、まだいい方かもしれません。一番多いのは、人が懸命に草を取っている姿を傍観して、その取り方がいいとか悪いとか、批評ばかりしている人です。まずは自分が今いるところからはじめましょう。人生の喜びを味わうために。

★駄目なものに尽くすこそ価値がある★

チームに勢いがあって盛り上がっているときは、誰もが忠義を立てるものですが、勢いがなくなって衰えてくると、急にいなくなったり、裏切ったりする人が増えます。

生き抜くためという理由もあるのでしょう。ですが結局、最後まで踏ん張れなかった人は、どれだけずば抜けた才能や技術があったとしても、私は尊敬できません。

すばらしいリーダーのもとでがんばる人はいくらでもいます。どうしようもないリーダーのもとで、がんばれるからこそ、すごいのです。ほめられて、がんばる人も珍しくない。怒られても、がんばれるからこそ強くなれるんです。

物事を成就させる方法はただひとつ。それは「覚悟すること」だと思います。

★本当に幸せな人★

幸せな人の心は2種類に分かれます。ひとつはどれだけ貧しくて、厳しい状況に置かれても、いつもゆったりとした雰囲気でいて、決して他人を責めたり、自分の運を呪うことのない心です。もうひとつは誰に対しても、まるで家族みたいに親切で、どこかで困っている人がいると聞けば、もうそれだけで食事がのどを通らなくなったり、不眠になったりするほど気を配る心です。

どちらも同じ心のことです。

つまり、自分がどれだけひどい状況に置かれても、そのことについては考えないので、その分、世の中の人たちにやさしくなれる。言い換えれば、世の中の人たちにいつもやさしくしているから自分がどれだけひどい状況になってもあまり気にしなくて済む、ということでもあります。

ですから自分の身の回りのことにいつも腹を立てているような人に、「今の世の中は・・・」と語ってほしくないわけです。

★懇願★

お願いです。本当にお願いですからたった1回負けたくらいで、やめないでください。

★ためて一気に吐き出す★

時には不満に思うことや、納得のいかないこともあるでしょう。苦しい気持ちも、愚痴をこぼしたり、大騒ぎしていれば、次第に楽になっていくものです。しかしその先には「隋性」しかありません。簡単に「憂さ晴らし」はしないでください。憤りをかみ砕いて、ぐっと呑み込むことができれば、それがいつか物事を変える力になりますから。

★そこに未来がある★

自分の心がそうせよ、と叫ぶなら、ひるむことなく、すぐに従うべきだと思います。

★後ろを見ない★

ミスをして落ち込む暇があったら、ただちに「次はこうする」と決めて、新しい仕事に取り掛かりましょう。苦しければいくらやり直したって、たいした問題にはなりませんから。

★なにを選ぶか、どう選ぶか★

自分にとっての利益。これをなるべく増やそう、残そうとすればするほど、判断基準がぶれ、迷いが生まれます。反対に、自分の利益さえ一番後回しにできるなら、やろうがやるまいが、どれを選ぼうとも、物事は気持ち良く進んでいくものなのです。自分のことを考えると、かえって自分のためになりません。

★逆境に礼を言う★

鉄は何度も熱い火の中に入れられて、何度も固い金槌で叩かれて、はじめて名剣に仕上がります。すばらしい人生の送り方もよく似ています。何度もくり返されるきわめて不都合で、ありがたくない経験の数々が、旅路を美しく輝かせてくれるのです。

★自分はどうあるべきか★

反省諸己。

「すべての問題の根本は自分の中にある」

どれだけ大きな計画性であっても、物事を動かす基本はここにあります。計画がうまくはかどらずに悩んだときは、外部に答えを求めることなく、「まず自分はどうあるべきか」雑音から距離を置いて、ひとり静かに考えてみましょう。

★運が向かない人の考え方★

壊そうとするから、壊されるのに、打ち負かそうとするから、打ち負かされるのに、人を見下すから、人から見下されるのに、そうとは気づかずに、苦しんでいる人は本当に多いものです。そしてすべてを失いそうになってもなお、その原因を作ったのは自分自身なんだって、考えが及ばないのは、本当に悲しいことです。

★頭と心の関係★

ご存知の通り、すべての人の心には善と悪が同居していて、その心がいいことも、悪いこともさせます。

では、“性善”というのはどんなものかと言えば、それは万人に生まれつき備わっているものですが、やむにやまれず「いいことをしたい!」と思ったとき、そうさせる心、それが“性善”に間違いありません。

ですが、間髪入れずに湧き上がる「名声が欲しいから」とか「得をしたいから」といった欲望が、「善」を邪魔してしまいます。こういった欲望は、「善」を頭で考えるから、生まれてしまうのです。この頭から生まれるものを、相手にさえしなければ、正義は実行できます。頭のために、心をすり減らすほど愚かなことはありません。

頭は心を満たすために使うものです。「心から満足できる行い」にもっと敏感になりましょう。

★この世の恩に報いる★

昨日も食事をして、着られるものを着て、屋根の下でやすらかに眠ることができたなら、今までの自分の身に起こった出来事をひとつ思い出し、心から感謝することです。

★不安のない生き方★

「先行き不安」に心を奪われないようにするためには、あれこれ目移りすることなく、自分という人間を鍛えることに集中して、「全力を出し切りますので、あとは天命におまかせします」という心構えでいるのが、良いと思います。

★また会いたくなる人★

毎日、少しずつ「いいこと」を積み重ねていると、本人も知らないうちに、身のこなし方が洗練されていき、顔とか背中から存在感があふれてくるものです。どれだけ外見に気をつけたところで、この魅力に及ぶものではありません。

★見失ったときに立ち返る★

なにか新しいことをはじめようと思うなら、その前に「なんのために、そうしようと思っているのか?」はっきり言葉にしておいた方がいいでしょう。はじめてしまってから「なんのために、これをやっているのか?」あわてて理由を探したところで、負け戦になるだけです。

★感動は逃げやすい★

山の小道というものは、人が通っているうちは道ですが、ひとたび人が通らなくなると、すぐに草が生え、ふさがってしまうものです。人の心も同じで、良い話は誰もが好きだから、すぐに影響されて「自分もがんばろう」と決意しますが、なにも行動を移さないと、すぐに心から逃げてしまいます。道ができるか、ふさがるかは一瞬です。やってみましょう。人はいつでも、いまこの瞬間から変われるのですから。

★死ぬ気とはなにか★

「死ぬ気でやる」口にするのは簡単ですが、意味はとても深い言葉です。この言葉の意味を、人生の中で何度も反芻しているうちに、「我慢するべき時」と「勇気を出してやるべき時」「動くべきではない時」と「すぐに動くべき時」この違いがだんだんわかってくることでしょう。

★甘えを捨てろ★

人にまかせきりにしないで、自分にできることを見つけて、やってみましょう。「まわりとうまくいかない」なんてぼやいていないで、仲良くなる努力をしましょう。なぜって?あなたは今日から大人だからです。

★流れを変えるのは自分の行動★

幸運とか不運というものは、天から無差別に降ってくるものではなく、すべて自分の方から求めているものなんです。そのことを思い出すことができれば、他人のせいにしたり、組織のあり方に腹を立てたりすることなく「自分の行動を変えよう」という発想に行き着くことができるはずです。

★夢を引き継ぐ者★

「自分が実現させたいこと」について、何度も考えて、考えて、考え尽くすこと。人と話すときは、その会話のはしっこでもいいから、「自分が実現させたいこと」について語ること。

平和や安定を愛しながらも、いつまでも続く平和や安定はない、という事実を、つねづね自分に言い聞かせること。

誰かが問題や事件に巻き込まれたとき、無関心でいたり、口を出すだけで済ませたりすることなく、その解決のために、積極的に動くこと。

そうすれば、仮に「自分の実現させたいこと」が、断念せざるを得ない状況になったとしても、誰かがその夢を受け継いでくれることでしょう。



H25/11/27 参議院本会議・特例秘密保護法案趣旨説明【森内閣特命名大臣】


H25/11/27 参議院本会議・特例秘密保護法案代表質問【宇都隆史】


H25/11/27 参議院本会議・特例秘密保護法案代表質問【櫻井充(民主党)】


特定秘密保護法案成立で戦争になる