雪を溶かすほど、怒りに満ちた・・・!? | 日刊 棟方諒

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The psychological Momentサイコ棟方諒のブログ。マイペースな自分のこと、ステージのことや日々のことを綴って行きます♪

雪降る夜、安全運転で帰宅した棟方です(^_-)-☆。
車中ではradioheadthe bendsとかOK Computer辺りを聴きながら、
テンションまろやか、軽~く笑みなんて浮かべながら・・・
想像するとちょっと恥ずかしいですねa(^_^;)A。

今夜はDVD感想です。

理不尽な大人とフィデル・カストロに宣戦布告
日刊 棟方諒-DVD ぜんぶ、フィデルのせい 画像
洋画DVD『ぜんぶ、フィデルのせい』 amazon.co.jp


1970年代、フランス。

弁護士のパパ、雑誌記者のママ、

やんちゃな弟に囲まれ、お嬢様学校に通う9歳のアンナ。

大好きなものに囲まれ、素敵な生活を送っていたのに、

或る日両親が共産主義を支持し始めたことで、

生活が一変してしまう・・・!?


キョーサン主義って何?

元の生活に戻りたい!

これって、ぜんぶ、フィデルのせいなのね?


チェ・ゲバラの映画を劇場で観たので、

思わず手に取ってしまった本作品。

フィデルとはゲバラと共にバティスタ政権を武力で倒し、

キューバを社会主義国家に変えた人物です。


両親が共産主義を支持し始めたことで、

アンナは大好きな宗教学の授業が受けられなくなり、

大きな家から小さなアパートに引っ越すことになり、

家にはヒゲのおじさんたちが入り浸り、

ミッキーマウスは取り上げられてしまうのです。


怒りを大爆発させ、仏頂面だったアンナが、

親や周りの大人たち、友達や学校での生活を通して、

次第に考え方を変えていきます。

そんな周りの人々との心の触れ合いを、

優しく巧みに描いている作品であると感じました。


アンナの言葉を通じて、対話を通じて、

フランスの激動の時代のことを知ることも叶いました。

アンナの言葉はいつだって真実であり、

周りの大人が滑稽に見えるシーンもありました。


そして心温まるラストシーン・・・

ここにすべてのメッセージが集約しています。


大人たちに、フィデル・カストロに宣戦布告した、

仏頂面の少女の言葉に耳を傾けて下さい!


★★★★★



今夜の棟方編集室に流れるBGM♪
FEISTのアルバムTHE REMINDER
現在9曲目 1234