更新が滞り申し訳有りません。
元気にしてるのですが、なんだか忙しくブログを離れてしまい、さぼり気味になっていました。とうとうコートにマフラーのいる寒い冬になりましたね。あっという間に年の瀬です。
書かなきゃと思うほどに、何をか書こうかと迷ってしまい・・・
今日は珍しく、歯の痛みについて書いてみようと思います。
実際皆様が読みたいのは、こういう情報もあると思いまして。
今日いらっしゃった患者様Aさん、24歳女性。親知らずに歯ぐきが、かぶさっているのでいつも噛んでしまい痛いから、抜きたいとの事。しかし、他の歯医者さんでは、「外科の専門である九大病院の口腔外科に行って下さい。」と言われ、うちなら抜けるかも?と、うちのスタッフの紹介で来院されました。
確かに抜いた方がいい状態です。
レントゲンを撮ってみると・・・
このような状態。
①根っこの先が、大きい神経の管に近く、傷つける可能性
②根っこの先が、2、3本あり骨を抱き込んでいるから、抜きにくい(固い)可能性
以上の理由で、僕も九大の口腔外科に紹介したい症例です。
ですが、ここで抜きたいとの事だったので、抜けない可能性も0ではない事、術後の安静や、大きく腫れる可能性をご説明の上、抜歯しました。
以外とあまりに早く7分で抜けた為、反対側も希望され、すぐに反対も、合わせて2本抜きました。
「私大殺界だから、きっと痛くなると思います。」とおっしゃっていたので、
「僕は今とってもついてるから、きっと大丈夫ですよ!」とお返事したのですが、抜けてよかったです。
とても素直な歯で、すぐに抜けたのは、とてもいいこと!
あとは大きく腫れない事を願うばかりです。
親知らずは抜いた方がいいのか?
基本的には抜いた方がいい場合が多いです。
恐らく歯科医療従事者はほとんど抜いていますし、僕も抜いています。
理由は、
①磨けないので常に不潔
②その歯が腫れたり、痛くなるばかりか、隣の歯や全体を不潔にして悪くする
③生え方によっては、歯並びを悪くする
今回のような斜めに埋まって、歯ぐきに埋まっている歯の抜歯の術式は、
①レントゲン②麻酔③切開④歯の分割(削る)⑤抜歯⑥縫合
となります。
もちろん、怖くないよう、痛くないように、十分にご説明をしながら、
伺いながら、優しくしかし素早く治療します。
心配な歯がある場合は、早めに歯科医師に相談しましょう。
痛みが出てからだと、麻酔が効かなかったり、抜けなかったりするし、腫れる可能性があるからスケジュールにも余裕が必要です。
定期検診は年に2回以上。
問題点を知り、予防的に早めに対処しましょう。
そして歯を守りましょう。
歯を守って行く事は、美しく健康長寿に生きて行く事。
アンチエジングに生きて行く事です!
友枝亮
福岡市東区東浜ゆめタウン博多2Fひろえ歯科医院 歯科医師