選手名鑑「今季の目標」からクラブの本気度をよむ | 湘南ベルマーレとともに駆けぬける歓び

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1999年からベルマーレサポーターの自覚症状をもちました。
2000年~2005年は主に7Gで年間10試合位観戦。
2006年~2010年は主に1Gで年間15試合位観戦。
2011年からはゴール裏に出没開始。

サカマガの選手名鑑、ベルマーレ選手たちの目標をみて、ふと気になったことがある。

J1昇格と明確に言っている人がちょっと少ない。


受けを狙っている選手もいるだろうし、あえて目標を設定しない選手もいるだろう。

若手はチームの目標より個人の目標を書くだろうから、

一概には言えないし、上げ足を獲るような気もするが、

監督やスタッフが毎日J1昇格と言っていれば、

自然とJ1昇格とか優勝というコメントが増えそうなものだ。


なので、僕の結論、

「選手の目標からクラブの本気度が見える!」

というわけで、ちょっと調べてみた


チーム名の隣のカッコの数字は全選手のうちJ1昇格と書いた人の割合です。


<まずは降格組>


1.ヴァンフォーレ甲府(59.3%)

全選手中16人、59.3%がJ1昇格や優勝などを目標にしている。

DF陣はそろってJ1昇格としている。

一致団結した守備が見られそうだが、柏は「楽しむ」事、片桐は「1:1で勝つ」事に走り、

ダヴィは「ゴール」しか考えないので、攻撃が若干心配(笑)。

盛田の「甲州麺類制覇」が達成されるか、サカマガは責任もって追いかけてほしいぜ。


2.アビスパ福岡(61.5%)

やはり高い数字。

前田監督が優勝、優勝といいまくっているのかもしれない。

中心選手がほぼ全員、J1昇格や優勝を目標としている。

ここは強いかもしれない。


3.モンテディオ山形(29.6%)

3人に1人以下と、降格組の中で最も低い29.6%と残念な結果。

毎年、ほぼ全試合に出場している清水の目標が「全試合出場」なのはやや淋しい。

ここは昇格は「ない」とか思ったりして。


<続いては続けてJ1昇格に挑むチームたち>


4.ヴォルティス徳島(60.7%)

昨年の昇格争いでJ1昇格が現実味を帯びているに違いない。

西嶋の「最後に笑う」もおそらくJ1昇格を意識していると思われるし

控え選手となりそうな上里、花井、阿部、キムなどもJ1昇格を目標としており、頼もしい。


小林さんもJ1昇格と書いている。


橋内の「笑顔」はすでに達成しているのではないか?


5.東京ヴェルディ(58.1%)

川勝さんの「結果にこだわる」が浸透しているのだろう。

ジョジマールも漢字で「昇格」と書いている。

大ベテランの土肥が「J1へ行く」と書いたら、周りもつられてしまうよな。


6.ジェフ千葉(50%)

意外に低く、J2慣れしてきたか。

特に荒田、兵働、佐藤健、藤田の中で昇格を目標にしているのは、兵働のみ。

荒田は「点をとる」が目標なので、1点取ったら終わりかも(そんなわけないか)。

面白いのはGKで、岡本は失点数<試合数、櫛野はケガしないなのに、

実績の少ない、大久保と佐藤はJ1を目標にしている。先輩を追い越してほしい、とかおもったり。


7.京都サンガ(66.7%)

天皇杯の実績もあり、明確にJ1昇格を目標とする声が多い。

1ページ目は全員が昇格(優勝)と言っている。

駒井や内野、中村充などもJ1昇格を目標にしており、相当自信をつけたんだろうなぁと思う。


8.ギラヴァンツ北九州(3.6%)

「J1昇格!!」といったのは安田晃大のみ。ちょっと淋しい数字だ。

この辺から急激に数字が低くなる。やはり意識が違うのかなぁ、とか思ったり。


9.ザスパ草津(15.4%)

御厨、杉本、後藤、松下が目標に掲げた。

ヘベルチは外国人にしては珍しく、得点でなくアシスト数(20)が目標。

アルテ高崎から移籍の土井の二桁得点も思い切りがよく応援したいね。

リンコンには神のご加護がありますように。


10.栃木SC(51.7%)

松田監督が「J1昇格」と言っている通り、クラブも明確に意識していると思われる。

昨年の順位から考えると高い数値。

臼井や荒堀など移籍加入組が軒並みJ1昇格を掲げている。頼もしい。

今シーズン、台風の目になりそうなチーム。


11.ロアッソ熊本(25.9%)

養父、藤本などが主力選手と目される選手がJ1昇格と言っている。

4人に一人は多い方か。


12.大分トリニータ(51.7%)

田坂監督も昇格を目標にしている。

主力選手がほとんどJ1昇格を目標にしているし、

控えGK丹野や安川、松原なども掲げており、チームの意識が浸透している。

そんな中気になるのは、三平の「大人になる」。それでいいのか?


13.ファジアーノ岡山(17.5%)

ファジアーノは人数が多いので率がどうしても低くなるが、

影山監督がJ1昇格を目標にしているだけに少々残念。

中林、千明、仙石、川又、真子が目標にしており、中心選手の自覚を感じる。


気になるのは、金光の「J1出場」。今季の目標達成には移籍するしかないのだが。。。


14.湘南ベルマーレ(18.5%)

遠藤、大野、山口、福田、マセナの5名がJ1昇格を目標とした。DF陣が多く、

ポジション別にミーティングでもしたのか?


謙虚なのは悪くないが、ちょっと風呂敷広げてほしいと思ったね。

2年前はJ1だったんだからさ。


努力とかチャレンジを目標にしている選手もいるがそれは当り前だろうとかツッコミたくなる。

ホンダを見習えとは言わないが、もうすこしでかいコトいってほしい。

ま、チョウ監督も1試合1試合全力でと言ってハードルを若干下げている感がある。

ちょっと心配だ。


15.愛媛FC(15.4%)

川北、アライール、園田の守備陣の主力がJ1を目標にしてきた。

関根「チームのために走りきる」や大木「悔いのないシーズン」はらしい目標といえる。

大山「積極的に」は平塚で応援した身としてはなんだかなぁ。

逆に高杉はハードルの高すぎる目標「無失点」。え?全試合無失点はむずかしいぞ。


16.カターレ富山(3.7%)

安間監督、苔口、ソ・ヨンドクが10位以上。朝日は去年以上と残念すぎる設定。

この調査をはじめたきっかけのチーム。

最初から10位以上狙っててどうなるかなとちょっと心配。

勢いのいい目標は池端(日本代表)か。

唯一、吉川健太だけがJ1昇格を目標としてきた。応援しよう!


17.水戸ホーリーホック(15.4%)

鈴木隆行、尾本、吉原などがJ1昇格を目標としてきた。

昨年の順位からすると多いかも。

意識の高いベテランが引っ張るか?!


18.横浜FC(51.9%)

やはり潜在的には能力の高い選手が多いチームということか。

自信の表れか、クラブの半分以上がJ1を目標にしてる。

頼もしいのは新人の中里、ナ・ソンス、二年目の井手口、森本らがJ1と言っていること。

クラブの意識を感じる結果。


間違っている(?)のはパク・テホン。

目標達成しよう!が回答。その目標を聞いているのだ!


19.ガイナーレ鳥取(0%)

まさかのゼロ人。

ケガをしないとか、試合に出るが多い。

ま、そうなんだろうけど、淋しいな。。。

クラブに問い合わせしたい気分。「残留を目標にしてますか?」


20.FC岐阜(0%)

ここもまさかのゼロ。

ガイナーレよりはいいかと思うのは、ゴールを目標にしているところか。

見ててPlayして楽しいサッカーと行徳監督が言っているが、

果たして結果はどうなるか?


<最後の2チームはJFLからの昇格組>


21.FC町田ゼルビア(4.3%)

唯一、J1を目標にしたのはGKの相澤のみ。

経験の少ない選手が多いため、全力でやるとか結果を残すなど

漠然としたコメントが多い。


22.松本山雅(16.1%)

木島弟、吉田正、村瀬などJFLからの昇格にしては多くの5名が

J1昇格を目標にしてきた。

野澤の気合だー!受け狙いなのだろうか。滑っていないかやや心配。


(総合評価)

というわけで、やっぱり、クラブの意識が表れているような気がする結果になった。

この結果でみると、J1昇格は去年実績を残した徳島・東京V・京都・千葉に降格組の福岡甲府

さらに下位チームから栃木・大分・横浜FCが虎視眈々と狙っているといった図式だろうか。


残るチームはJ2の壁に打ちひしがれているんじゃ、、、そんなわけはないとおもうけど、

すこし、意識改革が必要なんじゃないかと思ったりね。


※責任は負いません(笑)


この予想結果がどうなるか、いずれにしても開幕までは11日!