Ian Bostridge & Orchestra of the Age of Enlightenment
Time: 2016-03-02 20:00 Wednesday
Add: NO.1380 Middle Fuxing Rd Shanghai China
Venue: Shanghai Symphony Hall - Concert Hall

Orchestra of the Age of Enlightenment
Conductor: Steven Devine
Tenor: Ian Bostridge

Telemann: Suite for 2 oboes, bassoon, 2 horns, strings & continuo in F major, TWV 55:F3

Telemann: “Ich weiß, daß mein Erlöser lebt” from Cantata TWV1:873

Telemann: “So stehet ein Berg Gottes” from Der Tod Jesu TWV5:6

Handel: Concerto Grosso in E minor, Op.6/3, HWV 321

Handel: “Scherza infida” from Ariodante

Handel: “Love sounds th’alarm” from Acis and Galatea

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Handel: selection from Water Music Suite No. 1 in F major, HWV 348

Handel: Silete venti

2月に行った歌舞伎や上海でのパーヴォ・ヤルヴィのコンサートがアップできないままですが、
先日行ったボストリッチのコンサートです。

エイジオブエンライトメントオーケストラ、久し振りにビシっとした古楽の音を堪能しました。
スティーブン・デヴァインという指揮者は寡聞にも知りませんでしたが、
エッジを聴かせるよりは丁寧な音楽作りでありました。

グライドボーンなどでも活躍しているオケだし、
ラトルも結構客演に来ていて、初めて生で聴きますが達者というよりは
寄せ集めでないオケとしての纏まり、アンサンブルを感じることができました。

オケ単体の演奏では冒頭のテレマンの管弦楽組曲が秀逸。
ナチュラルホルンが上手いこと!
ピシっと決まって気持ち良い!
弦も暴力的でなくきびきびとしつつもきちんと音楽している、
これって意外に古楽器だと難しいところです。

右の席の上海のお姉ちゃんが何か話しかけてくる。
???、チンカン・・・(请看・・・)ああプログラムを少し見せてということね。
不去啊!(どういたしまして)。
へえ、結構遠慮なく聴いて来るんだね。
とそれ以外は何を言っているのか解らないので愛想笑い・・。

そしてボストリッチ。
日本では戦争レクイエムを歌ったそうな。
相変わらずヒョロっと背が高い(一方指揮者がかなり小柄で対照的)。
1400名ほどが入るホールでの歌唱、
あれ、昔ほど声は通らなくなったな。
でも、あのディースカウとは違う憎らしいほどの上手さは存在。
ヘンデル、アリオダンテが一番かな。
前に東響のコンサート(川崎)で聴いた時の方が感銘を受けたけど
久し振りに聴くこの声は嬉しい。
チケット売れていなくてどうなるかと思ったけど、
蓋を開ければ8割は入っていた感じでした。

今日は観客も比較的マナー良好。
週中でのコンサートは初めてでしたが、良いものですね。

では。