第624回 定期演奏会
Suntory Hall Subscription Concert Series No.624
サントリーホール

2014年10月18日(土)18:00 開演

キラル:交響詩「クシェサニ」
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53
アンコール
パガニーニ うつろな心 より
ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲

ヴァイオリン:庄司紗矢香
指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ
東京交響楽団

という訳で航空公園から西村京太郎ばりに、所沢乗換で池袋線、池袋で駆け足で
有楽町線、永田町で下車して南北線へ乗り換えで溜池山王。
速足で18時5分にサントリーホール到着しました。
一曲目のキラル、音声が聞こえましたが、
かなり迫力のある曲のようでした。
うーん、聴けないとなると勿体なく感じますね。

さて庄司のドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲。
力感はあるし、スラブ舞曲集のようなノリもある佳曲ですが、
やや単調なところもあるので、そこまでは演奏されない曲ですが、
ある種の乗りと良い意味での推進力があれば結構面白い曲です。
個人的にはミルシテインの演奏がお気に入りです。

庄司のヴァイオリンは何てデカイ音で艶やかなこと!!
細身の身体を使ってあんな音を出すなんて。
アクセントが明瞭で何と言っても間が抜群でした。
ウルバンスキのバックがやや淡泊に始まったのですが、
少し進むとオケに興が乗り良い感じのドライブ感が出たように思えます。
第3楽章も分かり易い曲調ですが、これが舞曲を聴くようで楽しいこと。
庄司もどんどん表情が豊かになっていきました。
これは良い演奏で前の演奏会を切り上げてきた甲斐があったというもの。
アンコールのパガニーニは実にチャーミングでした。

休憩後のルトスワフスキ、ムターへの献呈曲が有名で
チェーンシリーズだったでしょうか。
今回のオケコンも比較的有名ですよね。
骨組が分かり易く、聴き応えがあります。
ヴィット指揮の演奏を聞いた覚えがありますが、
ディスクで持ってたかしらむ。
探してみてなければ注文しようかな。
ウルバンスキ、オケのコントロール力はかなりのもの。
ガンガンタイプの演奏でなく、角はとれていましたが、
構成がしっかりしており、それに応える東響も立派で素晴らしい。
これだけ聴かせることができれば合格。
来年も定期会員続けることにしました(笑)。

帰りはまたもや、官邸前のはしごへ。
本当にワンパターン。
餃子900円、ビール600円、ザーサイ(サービス)、ダンダン麺900円。
満腹、満腹。

では。