2013年日本山岳耐久レース24時間以内〜ハセツネカップ回想記1 | 走りながら、食べて、聞いて、考えて!

2013年日本山岳耐久レース24時間以内〜ハセツネカップ回想記1

10月14日、まだ朝日が出る前の暗い時間帯。4時50分09秒にゴールしました。
今回のハセツネは全くもって予想以上に善戦できました。
とはいえ、そのために準備してきた意識はほとんどありません。
ただ、ハセツネの開催される奥多摩の山が好きで何度かこの夏も試走に来ましたし、ハセツネクラブの安全走行講習会にも、1回をのぞきスタッフとして全部参加しました。
その結果でしょうか。結局たくさんのご褒美を今回はいただけました。
記録はもちろんのこと、大岳山からみた忘れられない夜空の素晴らしさ。
そして、想定では日の出山での日の出を眺める予定が、東京の夜空を眺め感動をいただきました。
本当に、いろいろうまくいってしまいました。想定より2時間は早くゴールでき、昨年の結果よりも4時間も記録更新できました。
そして、ラン仲間の藤生さんは、スタート間近の広徳寺の上で最初の応援をしてもらい、また22.66kmの第一関門浅間峠で再び応援いただけました。
おかげで、気持ちを折るような余裕もなく、ずっと行動し続けられたことがこの結果であったと思います。まずは、感謝申し上げます。

今回のハセツネについては、正直、18時間以内でゴールできれば御の字と思っていました。実際に直前の約2週間は仕事のストレスで眠れないことも多く、かなり体調が悪化していました。また、1週間前には風邪をひき体調的にはベストではありませんでした。
初夏に発症した甲状腺の病はまだ完治はしていませんでしたし、残業続きで体重は増加していましたし、何ひとついい結果がでるような状況ではありませんでした。

しかし、もしかすると、天候は比較的自分にとっては良かったのかもしれません。
気温は低く暑がりの自分にとっては過ごしやすかったし、雨は降らなかったので岩場やシケインでの滑りは比較的少なかったことが怪我もせず完走できたことだと思います。
こういうさまざまなことがプラスに働くことはあまり無いのかもしれません。
まさに偶然でした。


まず、スタート前の装備について。

今回のウエアリングは、トップスは半袖。ボトムはスパッツに長めの短パン。C3Fitのゲイター。頭はバンダナ。そしてとりあえず寒いときの対応として、SKINSのアームサポータ。
ザックはSALOMONの所謂キリアンザックタイプの12L。
ライトは3灯。ストックを使うので、ハンドライトは使わず、その分ザックの左のハーネスにジェルホルダーをくくりつけそこに小さめのブラックダイアモンドのライトを取り付けました。(これが、結果けっこう負担になりました。)
さらに、詳しくメモしておくと、左右の足首にけっこう強めのテーピング。捻挫予防のためにしっかりテーピングを施しました。
シューズもSALOMOMのSLAB5。

ザックの内容物については、水は専用リザーバー1.5Lに、UDのボトルを2つ胸のハーネスに入れました。これで約2.5L。リザーバーには水。ボトルはひとつはお茶。そしてもうひとつはポカリスエットの水割り。さらに、500mlのコーラと、エビアンのミニボトル。それから200ml缶REDBULLを加えました。これで3.5mlは確保できました。

当日かなり暑くなっていましたので、ぎりぎりまで悩みましたが、結局この3.5Lは正解でした。

その他、おにぎり小2個にキュウリ浅漬け2本。セブンイレブンのミニクリームパン4個。ハニースティンガー5個はフラスコに入れて水で薄め。その他、予備のジェルやWGH PRO8個。種無しプルーン数個やナッツなども。

防寒対策として、薄いシェルとボトムも。さらに、もっと寒いという噂を聞き、さらに防水のウエアを1枚。エマージェンシーシートにキット。さらにホワイトテープ2個。iPhoneとスタート直前に持たされたスタッフ用にキッズ携帯。そのほか、予備電池やくし薬関係も含めると多分6kgは超えていたと思います。
まあ、仕方ない。何と言っても耐久レース。
水が切れては走行継続はできませんし、体調の変化は走ってみないとわからないのでとにさまざまなアクシデントを想定し準備することがこのレースのポイントです。
10時間以内で完走できるようなスタミナを持ち合わせていないランナーとしては、それだけ持っていくのも増えるのがこのレースの特徴です。

これら、かなり消費しないものが多かったのですが、結果、正解でした。

前日は、睡眠誘導剤を服用し、比較的よく眠れました。
13日、朝5時に起きて、準備開始。
そして8時40分には武蔵五日市に到着しました。

(つづく)