f分の1ゆらぎ
人間の脳は変動するものに敏感に反応するという性質があるそうです。
万物の構成要素である原子は、それよりもさらに小さい粒子をキャッチボールすることで、互いに形を変え、ゆらぎながら分子を作る。
人間の脳も同じ。脳細胞の中の分子がゆらぐことによって、形や音、ニオイなどを変化するものとして敏感に感知するのだそうです。
自然界に多く見られるゆらぎは、半分予測でき、半分予測できないf分の1ゆらぎという性質をもっています。
だからだったんですね。ロウソクの火は、私、いつまで見続けても飽きません。
自然界のみと言わず、声にもf分の1ゆらぎ効果はありそうですね。
コンピューターの声には心惹かれないけれど、人の声の歌を聴く時、心惹かれるのはこのゆらぎの効果でしょうか。
子供の時に、母が子守唄を歌ってくれると1.2.3で眠りについてしまったことをふと思い出したのでした。
桜子