海外ボランティアへのハードルと温度差 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

ニューヨークからおはようございます!

 

 

一つ前の海外ボランティアについて

わたしの答えがそっけなく感じた方がいらっしゃるかもしれません あせる

 

そこで少し追加させてくださいませ。

 

 

プライベートスクールに通う

「ゴシップガール」ばりの

お嬢さま&おぼっちゃんたちの中には

海外ボランティアの経験者が

かなりいます。

 

 

彼女、彼らは、

ロングドレスやブラックタイの

パーティもこなれている反面

寝袋を持って山岳地帯で

トレッキングをしたり

開発途上国で力仕事も含めた

ボランティア活動をすることも

難なくこなしてしまいます。

 

 

それは幼少時代から参加した

サマーキャンプや

海外ボランティアの経験が

大きくものをいっているからでしょう。

 

 

マチュピチュ

 

 

 

 

 

タイ、ラオス国境近く

 

 

 

東日本大震災以降

日本でも

ボランティア活動に参加することは

かなり身近なことに

なってきていると思います。

 

が、わざわざ開発途上国にまで

ボランティアに出かけるのは

子供を出す親のほうも

まだまだハードルが高いのが事実。

 

 

が、アメリカでは夏休みが長いため

ボーイスカウトやサマーキャンプの延長で

何十年も前からその道は開かれており、

それほど珍しいことではないのです。

 

 

 

 

ただ、未成年で

海外ボランティアに参加し、

有意義な経験をするには、 

本人のやる気と高いモチベーションが

重要なカギとなってきます。

 

 

 

 

タイでもペルーでも

山間部や僻地の学校では

高校に進学する子はゼロだったそうです。

 

 

 

 

 

開発途上国でのボランティアは

あらかじめ

適正に関する選考があるケースも

珍しくありません。

 

安全性と健康という譲れない条件がかかっているから簡単なインタビューもあります。

 

 

主宰する団体としては、

未成年の子女を、

親元を遠く離れ何週間も預かるわけです。

 

本当に責任重大です。

 

 

 

タイ、ラオスとの国境近く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

娘が参加したペルーのボランティアは

午後は山の中の地元の学校で

体育やアート、英語を教えながら

校舎の必要なところの修理や

ペンキ塗りをし

午前中はマラソンの

高緯度トレーニングをする

というものでした。

 

やる気満々の陸上選手の男の子たちは

午前中は初日からがっつり走ります。

 

が、頭痛に悩まされる子や

ゲエゲエ吐く子が続出。

 

主宰者としては

どこまでなら無理をさせてもいいか。

一人ひとりの健康を

見極める必要があります。

 

 

そのため何人もの高緯度トレーニングのエキスパートが、各人のレベルに合わせてきめ細やかに面倒を見てくれました。

 

 

また期間中、健康を維持し、

効率よく地元に貢献できるよう

毎日の食事もあまりに

慣れないものばかりを

食べさせるわけにはいきません。

 

と、いいながら慣れて来た頃には

地元の人といっしょに彼らが食べる

ギニーピグの丸焼きに

挑戦したりしました。

 

そうだ、タイでは

ごきぶりのフライに挑戦というのも

あったそうですが。

さすがにこれは食べられなかったと

もうしておりました。

 

 

食べ物も同じですが

いきなり慣れないことばかりの

過酷な条件を与えすぎると

やる気が失せてしまいます。

すべて徐々に、です。

 

アメリカ人はこの辺りの

手綱捌きが本当に上手です。

 

 

 

宿泊施設には

wifiやエアコンディショナーも

完備しています。

 

 

主宰者側は綿密な下見や調査が必要です。

道理でお金がかかるわけです。笑

 

 

タイにボランティアに行った夏は

首都バンコクでかなりの政情不安がありました。

 

出発前に何度も主宰者に連絡をとり

安全性に問題はないか、

行く先の治安はどうなのか

くどいほど確認をしました。

 

主宰者はそんな大きな責任を追って

ボランティアのスーパーバイズをしながら

極端にいうと大切な若い命を預かるのです。

 

安全が保証されてのボランティアです。

 

 

そのためペルーではたくさんあった

自由に外出できる時間も

タイではほとんどなかったようです。

 

 

 

 

娘はどちらも健康を害することなく

すばらしい体験をおみやげに

帰って来ました。

 

 

 

が、昨年、

ルワンダにボランティアに行った

高校時代の友だち、グエンちゃんは

前半の1週間は体調をくずして

ほぼベッドで過ごしてしまったそうです。

 

ご両親はどんなに心配されたことでしょう。

 

 

 

 

今も仲良しのグエンちゃんと娘

 

グエンちゃんは今夏もルワンダに行くそうです。

 

今回は内戦で孤児となった子供達に

勉強を教えるそうです。

 

 

東日本大震災の例からも

ご想像いただけると思いますが

海外のボランティアに対する

「温度差」はその家庭によって

全然違います。

 

子供や家庭の海外経験値も違うのでそれは当然だと思います。

 

いくら子供が行きたがっても「よく出すわね」というママ友もいました。

 

 

 

が、そんなわたしでも

娘がルワンダに行きたいと言ったら。

反対したかもしれません。

 

テロや、ポコハラムなどの

誘拐の心配が大きく

治安に不安を感じるからです。

 

 

また、大学の友人に誘われている

レバノンとシリア国境近くの

難民キャンプで、難民の子供たちに

アートや英語を教えるボランティアも

できれば行ってほしくないなぁと

思ってしまいます。

 

どんなにキャンプ内は

安全が守られているといっても

やっぱり治安が不安です。

 

 

では、どの団体ならいいのか。

 

お子さんを存じ上げない身で軽々しくお勧めするのはとても難しいのです。

 

 

ところで人種のるつぼ、ニューヨークではかなり親しくなるまでは控えたほうがいい話題が3つあります。

 

宗教、政治、

そしてチャリティのお話です。

 

よく知らない人が集まるパーティでは

この3つの話しは

まずは避けるのが無難です。

 

 

その理由は どれも

とてもプライベートなことだからです。

 

またどれが正しいというものでもありません。

 

ニューヨークでは

両親が敬虔なクリスチャンなのに子供は無宗教

夫婦で違う宗教的バックグランドで育ったとか

違う政党を応援しているカップルなども

珍しいことではありません。

 

 

ましてチャリティにいたっては

本当にその人によって何に興味があるか

まったく温度差が違います。

 

 

ということですが、

海外ボランティアは

本人に興味とやる気があるなら

わたしとしてはおすすめです。

 

 

結局、自分の微力に気づくことで終わっても長い目で見れば決して無駄にはなりません。

 

 

本人がぐんと成長し問題意識を持ち

世界を見る目もぐんと奥行きが深くなる。

 

 

たくましくなって帰ってくるのは

ほぼ間違いがないですから。

 

(大学受験のレジュメとしてはそれほど役に立たないかもしれませんが)

 

 

アメリカ人の多くが大人になった後

ピースコアなどのパブリックサービスに

率先して参加するのも

若いうちからのそんな経験が

大きな礎になっているのだと思います。

 

 

娘も開発途上国の

ボランティアをすることで

目からポロポロとウロコが落ちる経験を

たくさんしました。

 

タイでの女性の地位の低さに愕然とし

ますますフェミニストとして

目覚めていきました。

 

 

また気温40度の炎天下、

汗水をぽたぽた垂らしながら

コンクリート作りと釘打ちは

男の子たちよりうまいと褒められ

思いのほか自分には合っていると

嬉しかったそうです。

 

やわなだけの繊細な女子だと

決めつけていたわたしにとっても

これは意外すぎることでした。

 

 

 

 

マチュピチュまで2日間

氷点下の寒さの中テントをはって

キャンプをしながら

トレッキングをした経験は

なにものにも代え難い

大切なものになったようです。

 

 

できれば日本でも

夏ぐらいは勉強を離れ

大自然の中で過ごす時間をもてるといいですね^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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