今日はうってかわって東京地方気持ちのよい晴天にめぐまれました。
ただ東北方面にお住いの方の台風の影響が心配です。
今日は
異常なほどといっていいぐらい
日本通になった娘を見ながら
バイリンガル教育で
これだけはしなくてよかった
ということについてです。
京都妙心寺内退蔵院入り口
海外で暮らされている方はお子さんの日本語教育をどうするか
日本で暮らされている方は英語(世界でもっとも使われている言語)をどう身につけるか
これは頭の痛い問題ですよね。
娘が小さいころその一環でバイリンガルに育てるためのセミナーによく参加しました。
今日は、当時を振り返って一番役に立ったアドバイスをシェアさせてください。
これは日本語環境でもう一ヶ国語を習得したい方にもぜひ読んでいただければと思います。
まずは英語とフランス語が国語として共存するカナダでバイリンガル教育のエキスパートとして多くの経験を積んできた言語学者からのアドバイスです。
物心ついたらそれぞれの親が話しかける言語はいつも一つに統一
つまりお母さんの母国語が日本語ならいつも日本語で話しかける。お父さんの母国語が英語なら英語だけで。
子供は人を日本語人の人、英語人の人、それ以外の人、というように言語で分ける傾向があります。
その法則を見分けてすぐにその人向きの言語にスイッチすることができます。
この能力を生かすため
一番してはいけないのは
親が二つ以上の言語を
チャンポン、ミックスで話しかけること。
それをすると子供が混乱するのだそうです。
もし両親共に日本語が母国語の場合はどうするか。
第二外国語の取得にはネイティブの先生がいる教室に通うとか、ネイティブな人が話す教材を使うとか、ネイティブな人が登場するテレビなどを見るのがいいそうです。
特にきれいな発音を身につけるため親は母国語だけで子供に接することが大事。
5才ぐらいまではまずどの言語を母国語にするか決めて優先順位をつける
親がいつも2カ国語以上の言語をチャンポンで話しかけたりしているとどちらも中途半端なレベルで遅れることになる。そのため本人の根幹をなす言語をまず決める。
子供と接する機会の一番多い母親の言語がそれになると思います。
どの程度のバイリンガルになれるかは各人の才能による
これをいってしまうとそれまでなんだけど。笑
これは補修校や全日日本人学校で教えていた先生がおっしゃったこと。
国語ができる子、語学のセンスがいい子、もともとの理解力の高い子は第二言語の上達も早いのだそうです。
ごもっともです。
我が家ではキンダーガーテンに上がるまでは日本語をメインにした環境でした。
そのため英語は遅れ気味でした。
でも、キンダーに入学し一年生になるぐらいであっという間に英語と日本語の比重は逆転しました。
英語の多少の遅れは予想していたのであまり心配はしませんでした。
4年生ぐらいで補修校に通うのもやめ週に一度の家庭教師に変えました。
4年生までは毎夏一ヶ月ほど日本の公立小学校で体験入学をさせていただきました。
が、これもそれ以降は本人の希望でやめました。
授業についていけなくなり授業中じっと座っているのが苦痛になったからです。
中には授業が分からなくても平気で学校生活を楽しめる子もいます。
が、娘はそれが耐えられないほど苦痛だったのです。
それを無理に押して続けさせても、それをきっかけに日本での経験や日本語習得が大嫌いになってしまったら意味がないと判断したのです。
無理に押しつけない
完璧を目指さない
今おもえばこれは本当に大切なことだと思いました。
語学の習得ほど暗記式、詰め込み式でやると苦痛になる学習もないですよね。
わたしも高校までは英語大嫌いでした。
でも今は普通に興味のある新聞や本を読み映画を見て英語の世界でどっぷり生活しているから不思議です。
そして暗記で覚えなくても気がつくと上達しているんですよね。
語彙も興味のある分野から増えている。
一番大切なのは語学アレルギーにしないこと
しばらく離れていても本人にやる気が出たら大人になってからでも始められるからです。
そしてこれはわたし自身の経験に基づくアドバイスです。
第二外国語は少しぐらいアクセントがあったほうが便利
これはプロの通訳の方から聞いたことですが
多少アクセントがあるぐらいのほうが
大人になって努力して上達したと判断され
何か不備があっても相手が多めにみてくれるとか。
アクセントもないほど上達してしまうと
言語だけでなくその国の習慣や文化にも
通じていることを前提に話されてしまう。
すると話しているうちに通じない話題が飛び出したりして慌てたりね。
そういう話題に限って小さいころに見て育った(はずの)テレビドラマだったりあまり意味のないことなんですけれど。
娘は日本人としての矜持をもっています。
和食が好きでかなりの通になってしまいました。
大学では中世日本史も勉強しました。
が、やっぱり日本語はたどたどしい。
でもそれで多めに見てもらえて得している。
だってみんな分かっていることですものね。
語学の習得ってホント簡単じゃないって。
小学校高学年になると一時的に
どちらかの言語が遅れるのは仕方がないこと。
その分、母国語となる言語が伸びているわけですから。
知人の通訳さん(日本で育ったアメリカ人でジブリ系の映画を英語に直してらっしゃいます)はこうおっしゃってました。
「わたしは日本語を英語にするほうが得意」
どんなに完璧に見えるバイリンガルでも必ずどちらか得意なほうの言語はある。
それが本人のアイデンティティのコアになっているわけです。
語学って、それを職業にしない限り
あくまでコミュニケーションの手段です。
結局一番大切なのは伝えることの中身
ぺらぺら話せても内容が薄かったら意味がない。
きちんとした語彙を身につけていることは教養の表れでもあります。
そしてアクセントはパーソナリティであり個性なんです。
ということで何かお役に立てる部分があれば幸いです。
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