こんばんは。
「みんな、なんで勉強しなきゃいけないのかって思わないかい?大人になって、スーパーで買い物するのに、足し算引き算、あと掛け算くらいできれば困らないじゃない?なんで勉強するのかな。って思ったことないかな?」
さんぽ(産業保健)、さんぽ(日常散歩)にほめ達!
miruyumeです。
職場がまだ冬休みのため、頭の中、お正月気分が抜けていません😉
ので、ほめ達!のご紹介や、産業保健のお話は、追い追いさせていただこうと思います💖
今夜は珍しく目が冴えてしまって眠れなくなってしまい、考え事をしていたら、恩師の話を思い出しました。
初めてこの話を聴いた時、思わず声を出して「はぁーん!!!」と膝を打ち、そしてその後あったかい気持ちになったのです。
どんなお話かと言うと…
「人はなぜ勉強しなくちゃいけないの?!」
子どもに一度は問われ、大人が言葉に詰まりがちな、人間にとって永遠の(大げさ?!)課題。
恩師は、当時女子校の校長先生だった神父様。ユーモアのあるとても面白い先生で、そして内容は深くて、考えさせられる。ある時小学生向けにこう話されました。
「みんな、なんで勉強しなきゃいけないのかって思わないかい?大人になって、スーパーで買い物するのに、足し算引き算、あと掛け算くらいできれば困らないじゃない?なんで勉強するのかな。って思ったことないかな?」
子ども達…ウンウン😉
「みんな、サンマは好きかい?おいしいね。先生も大好きなんだ。
『サンマだニャー。う まそうだニャー』
猫はそれで終わり。
そのサンマを見て、そのサンマの向こう側 が見えるのは、人間だけなんだ。
小学生でも知ってるね。
『サンマは漁師さんがとってきて、トラックの運転手さんが 運んで、お母さんが買ってきます。買うためにお父さんが一生懸命働きます。』 だから、手を合わせていただきますを言うんですね、人間は。」
中学校に入ると、漁師さんは生産者、トラックの運転手さんは流通業者、私たちは消費者、そしてお父さんお母さんは労働者。そうするとサンマ 一匹でどんな流通があり、どれだけの人が関わるのか…社会科の授業になる。
人間には見えるものを見て、その向こうにあるものに想いをはせることができる。
それは学ぶからこそ、サンマがどうして今君のお皿に乗っているかを知っているからこそなんだよ」
私のつたない説明で伝わっているでしょうか。
勉強というテーマではありましたが、それぞれが考えながら聴き入っていました。神父である先生はおそらく、愛をも説かれたのだと思いました。
学ぶほどに、目に見えていない部分が見えるようになり、学ぶ人ほど相手を思いやれる人なのだということを、N神父の話とともにいつも言い聞かせます。
すぐに、こうしたいああしたい!と、我が前に出てしまう私。
今年も、学ぶ謙虚さを忘れずに過ごしたいです。