どーも、ルッチです。
さてさて、今日は予告通り、
「脳」のオンリーワンっぷりの話
をします。
人間の体には、様々な部位があり、
それぞれが独自の役割を担っています。
その中でも、特に複雑かつ高機能なのが、
「脳」
ですね。「脳」は、
『自分こそが「自分」の支配者であり、
手や足などの体のあらゆる部分は
全て脳の命令に従うべきだ。』
な~んて勘違いしています。
前回述べた、「オンリーワンの勘違い」そのものです。
実は、人間の体というものは非常に民主主義的に出来ていて、
「脳」は手や足や内臓など、体を構成している様々な要素の代表でしかないのです。
日本でいえば「総理大臣」、
アメリカでいえば「大統領」
って訳です。
それなのに「脳」が、
「俺が一番偉いんだ!」
などと勘違いして、体の各部位に命令ばかりしていると、
体の各部位は、
「いい加減にしろ!」
と反乱を起こします。
例えば、
歩いている時に、靴の中に小石が入ったらどうなりますか?
これだけのことで、「脳」は正常に機能しなくなるのです。
それが「脳」の現実です。
もう少し具体的に書くと、
小石が当たって傷を負いそうな「足」が、
「この小石を何とかしてくれ!」
と、「脳」に「痛み」というメッセージを送って要求するのです。
そして、「脳」はそのような要求に応えるために存在しているのです。
それを「脳」が、
「足ごときがそんなことぐらいでいちいち文句を言うな!」
と、「足からのメッセージ」を無視していると、
からだ全体の調和が崩れ、脳もまた正常に機能しなくなるのです。
イメージが難しければ、実際に、靴の中に小石を入れてみてください。
イライラしてきますから。
これは民主主義国家のあり方と同じです。
猪瀬さんも、このことがわからなかったんでしょうね。
まあ、こんな感じで、「脳」でさえも、
「自分たちを支えてくれているつながり」
を意識できないと崩壊していく訳です。
どうでしょうか?
皆さんも、自分が「無意識的にやっていること」や
「してもらっていること」を意識してみては。
これって、結構難しいんですけどね。
それでは、今日はこの辺で。
ありがとうございました。