マヌカハニーには色々特徴がありますが、
その中でも特に際立つ特徴が、はちみつ抗菌度を表示してあるものがあることです。
すべてのはちみつで表示されているのではないのですが、
特に抗菌度の高いものについてしっかりその度合いが表示されているのです。
日本のはちみつにもそんな表示が欲しいところですが、
残念ながらいまのところそれはありません。
マヌカハニーを長年かけて研究し、マヌカハニーの抗菌度をフェノール(生体消毒液)との比較で数値にしたのが、ニュージーランドのピーター・モーラン博士です。
そこで博士はその度合いをUMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)で表示することにしたのです。
UMFは数字が大きくなるほど抗菌度が高いことを意味します。
なお数値が10以上のものはアクティブ・マヌカハニーと呼ばれ、かなり抗菌度が高いとされています。
その後、2008年ドイツのドレスデン工学大学のトーマス・ヘレン教授の研究で、高抗菌作用をもたらす物質が、MGO(食物メチルグリオキサール)だということが突き止められたのです。
そこでもう一つ新しい指標が使われるようになりました。
従来の、フェノールとの比較ではなく、MGOの含有量によって抗菌度を等級分けできるようになったのです。
MGOでも数字が大きいほど抗菌度が高くなります。