日本人スタッフビザ取得までの道のり③「日本人雇用編(中)」 | フランス発 トワルドジュイのある暮らし -好きを生きる-

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大好きなトワル・ド・ジュイ Toile de Jouy の魅力を広めるためにフランスで起業。
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ボンジュールBonjour♪

日本人スタッフビザ取得までの道のり②「日本人雇用編(前)」に続いて、

今回は日本人雇用中編です。


失業率が高く、外国人が労働ビザを取るのが、年々厳しくなってきているフランスで、

労働ビザを取るために動き出したわけですが、

まず最初に、どことコンタクトを取らなければならないのか?という問題にあたりました。


最初に、私が住んでいる町のス・プリフェクチュールsous prefecture(支県庁)

に行ってみました。

行って聞いてみたところ、支県庁では外国人ビザのことは全く関与しないということで、

県庁のほうの外国人ビザを扱っている部署の電話番号を教えてもらいました。


教えてもらった番号に何度電話しても繋がらない(電話に出ない)ので、仕方ないので、

インターネットで県庁のほうの関係有りそうな部署の番号を調べて電話してみました。

ここでは電話に出てもらえたのですが、この部署ではないということで、

別の部署の電話番号を教えてもらいました。


そして、この教えてもらった電話番号には、電話できる曜日と時間が限られていて、

その時間を狙って、何度電話しても、話し中ばかりで、

ようやく繋がったと思ったら、

今は対応できませんというようなことを言われ、間髪入れずに切られる、というありさま・・・・。


どうすればいいのかわからず、県庁と連絡を取ることはあきらめ、

インターネットで外国人ビザ取得についての情報を探すことにしました。


この方向で探してみたら、簡単に見つかり^^;

OFII(フランス移民局)にメールで問い合わせてみたところ、

OFIIの前に、DIRECCTE(フランス労働局)への申請が必要だと教えてもらい、

DIRECCTEにメールで問い合わせました。


DIRECCTEの担当の人からメールでの返信があり、

外国人労働許可をもらうための申請書類一式を送ってもらいたいという内容の手紙を、

その担当者宛に送るように書かれていました。

それと同時に、その仕事ができる人がこの町にいないことを証明するために、

pole emploi(職安)で求人を出す必要があると書かれていました。


ただ、インターネットで調べていた最中に、

metier en tensionという外国人の労働申請が拒否されない職種があることを知り、

この職種の中に通信販売業務というのを見つけ、

この職種が彼女にしてもらうメインの仕事になるから、

これで申請すれば許可が取れるのではないかと考えていました。


そこで、このmetier en tensionのことをたずねてみたところ、

それなら、職安で求人を出す必要はないという返答をもらいました。

この時点で、申請さえすれば、

労働許可が下りる確率は高いとちょっと安易に考えていたのですよね・・・。

(後で書きますが、実際には一度労働許可が却下されてしまいました(><)


そして、DIRECCTEの担当者に手紙を送り、年末だったこともあってか、

2週間程して申請書類一式が送られてきました。


申請に必要な書類は以下のものでした。

記入する必要のある同封されていた書類:
-DEMANDE D'AUTORISATION DE TRAVAIL POUR UN SALARIÉ ÉTRANGER - CONTRAT DE TRAVAIL SIMPLIFIÉという用紙4部
-l'engagement de versement de la taxe due par l'employeur à l'OFIIという用紙

スタッフとしてフランスにきてくれる本人に揃えてもらう必要があるもの:
-パスポートのコピー
-証明写真4枚
-履歴書

私のほうで揃える必要のあるもの:
1.extrait K bis datant de moins d'un an
2.copie des deux dernières pages du registre du personnel
3.attestation de compte à jour délivrée par l'URSSAF
4.copie du contrat de travail indiquant précisément les fonctions que le ressortissant étranger exercera dans votre entreprise que son positionnement dans la grille conventionnelle
5.どうしてその人物を雇用する必要があるのかということを、
その人物の能力の面を踏まえて書くモチベーションレター


私のほうで揃える必要のある書類の中で、2と3が何なのかがわからなかったので、

顧問会計士に教えてもらって解決。

registre du personnelというのは、雇用記録帳で、

フランスの事業者はこの記録帳を持っていることを義務付けられているらしい。

初めて知って、あわてて買いにいきましたf^_^;

A4サイズよりも少し大きめの薄いノートのようなものだったのですが、

これだけで30ユーロ近くしたのにはビックリ(☆。☆)

3のほうはl'URSSAFに言えば送ってもらえるとのことで、

l'URSSAFのインターネットのサイトから簡単に手に入れることができました。


そして、特に重視されるというモチベーションレター。

いかに彼女が必要なのかということをわかってもらうべく、

考えに考え抜いて書きましたよ~。

自分で書いた後に、私のフランス語の強力な助っ人、夫くんに添削してもらい、

すべての書類を無事提出。


これで、一段落し、後は結果を待つのみとなりました。



次回へ続きます。



メルスィー・プール・ヴォートル・ヴィジット
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