Le Printemps de Cinema | Ready Steady Go!

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Season Concept
   ~ London Eye ~


先週行われていたフランス映画祭も会場を東京から大阪に移り、20日まで継続されていますが、本場パリでもPrintemps de Cinema/春の映画まつりと題して18日から20日まで、フランスの映画館全館で1本の映画が何と3.5ユーロ=550円と超破格値で映画好きにはたまらない3日間です。

でも、あくまでも情報提供のみで実際、映画館には足を運んでいない現実にちょっぴり無念さも???

休みも外出時間も少ない現在、唯一映画を愉しむ方法は家でのテレビ。

先週テレビでやっていたのは、1975年のJean Paul Rappeneau/ジャンポールラプノー監督のLe Sauvage/うず潮。

もしかするとフランス映画祭を意識したテレビ放送だったのかも知れない。

Yves Montand /イヴモンタンと今回、来日したCatherine Deneuve/カトリーヌドヌーヴ主演のラブコメディ映画。

ストーリーはいたってシンプルで金持ち男との結婚直前に夜中ホテルに逃げ込んだネリー(カトリーヌドヌーヴ)を追っかけて来たビットリオともみ合いになり、気絶していますが、偶然となりの部屋にいたマルタン(イヴモンタン)が彼女を介抱したことから、話は進行して行くが31歳のカトリーヌドヌーヴが演じる女は美しくはあるが、いまひとつ彼女の雰囲気とはあっていない感じも受ける。

マルタンは腕利きの香水職人だったが、ビジネスの世界に嫌気がさし、2年前からひとり孤島の家に住み、時給自足的な野菜を作り、魚を捕って暮らしていたが、彼の奥さんは探偵を使って彼の生活一部始終を把握していて、その孤島も実は奥さんの香水会社が買収している。

現実的には起こりえないネリーの奔放気ままな性格と行動にアクシデントの連続のマルタンは嫌気がさしながら、そこは孤島での男女ふたり。

愛が芽生えるが、うまく振り切ったはずのビットリオが数名の男たちを引き連れて、島に乗り込んで来て、ネリーは連れ戻されてしまう。

あげくにマルタンは男たちに重症を負わされ、家は乗り込んで来たひとりの男にオーブンをひっくり返され、焼かれてしまう。

島に重症で倒れていたマルタンを奥さんが助け出し、命拾いするが会社に復帰する条件を受け入れず、どういうわけか契約違反ということで投獄され、その後釈放されたマルタンは、彼女の元を訪れるが、そこにはビットリオと別の女が暮らしていて、ネリーは行方不明。

初めてネリーと出逢ったホテルで偶然、ネリーからの手紙を受け取り、片田舎で暮らしているネリーに再会してハッピーエンド。

ふたりの恋愛とコメディ場面は、わざとらしさも感じるが、結構笑える場面もあり、カトリーヌドヌーヴの可憐さとチラリと見えたきれいなバストには満足で、こんな感じで後藤田の勝手なフランス映画祭?便乗編をお届けしました。

Fin.