先週土曜日に、山口県の道の駅4か所を日帰りで回ってきました。
今日からはそのレポートですが、最初に訪問したのは
道の駅みとう です。
福岡県の我が家から九州自動車道、中国自動車道と走り “美祢IC” で一般道に下りて約2時間半で到着しました。
この道の駅も5年半ぶりくらいになります。
前回来た時はルートの最後で閉店間際だったこともあって、あまり印象がなかったのですが、こんなに大きかったかな~と、ちょっと意外でした。
こんな垂れ幕がありました。
“このまち奈良の大仏のふるさと” って書いてありますね!
実はこの道の駅にも大仏様がいらっしゃるのです。
これがその大仏様で、とってもふくよかな優しいお顔をなさっていますね。
実はここ ”美祢市美東町” にはかつて日本最古といわれる ”長登銅山(ながのぼりどうざん)” があり、7世紀末から8世紀初めにかけて銅を中心とした鉱物を産出しました。
奈良東大寺の大仏様の建立の際、ここ長登銅山の銅を献納したと伝えられており、“大仏様のふるさと” といわれるようになったのです。
道の駅みとうの高さが4メートルの大仏様の石像も、それを記念してつくられたものです。
道の駅のすぐ裏を ”大田川” が流れており、そこは親水公園になっています。
公園にはベンチや椅子、テーブルなどが整備されており、家族連れでくつろぐ人々の姿があります。
周辺の写真を撮っていると、町おこしをやっている、という男性から声をかけられました。
「九州からこられたのですか?」 と言われたので、おそらく車を降りるときから見られていたのかと思います。
道の駅を回っているのだと話すと、「他の道の駅には無い、ここにしか置いてないものがありますよ!」 と連れて行ってくれました。
案内してくれた先にあったのが、これらの花壇です。
この鉢は、よく見ないと分らないのですが実は “古タイヤ” でできているのです。
確かに鉢の内側にタイヤの溝があります。
土台の部分がホイールで、要するにくるっと外側に開いて形を整え、色を塗った訳ですね。
廃タイヤというのは日本では総本数9400万本も出ているそうで、その91%は何らかの形でリサイクルされます。
ただ、そのリサイクルの際にCO2が発生しますから、それを発生させずに再利用できないかと町の人たちで考え、誕生したのがこの “エコ鉢くん” なんだそうです。
男性は、「ちょっと待ってください。パンフレットを持ってきます」 と自分の車に戻り 「九州でも紹介してください」 と、パンフレットを手渡してくれました。
さて、道の駅の本題に戻りたいと思います。
建物の一番手前は “レストラン” になっていました。
ここに “食” と大きく文字が書いてありますね。
この道の駅の特徴の一つは、このように “文字” や “書” でいろんな案内が書いてあることです。
たとえばこんなものもあります。
これは “喰” ”おかず” ですね。
こちらは “厠” つまりトイレです。(笑)
ちょっと見にくいかもしれませんが、「道の駅みとう」 という文字の下に 「ごっぽ しあわせます」 と書いてあります。
これは、「大変助かります」 という意味の方言なんだそうです。
一番奥にあったこの建物が物産館で、情報コーナーや道の駅スタンプもここにありました。
ログハウス風な建物に特産品がきちんと整理されています。
ちょっと気になった商品がこちらです。
さきほど “ごぼうまみれ” という釣り看板があったと思いますが、ここに並んでいるのは全部ごぼうを使った商品です。
レジにおられた駅長さんに尋ねると、「美東はごぼうが特産なので、色んな商品を作っているのですよ!」 とのことでした。
私たちはこの手前の下にあるごぼうのスナックを買ったのですが、あっというまに食べてしまいました。
道の駅の敷地の一番端に、農産物の直売所がありました。
そこにあったのがこの “美東ごぼう” です。
でも結構値段は高いようで、嫁は 「たかがごぼうに●●●円も出せん!」 といって買いませんでした。(^^;)