本日の11カ所目、最後に訪れるのは
道の駅舟屋の里 伊根 です。
丹後半島をぐるっと回って最後の道の駅へ向かいます。
途中には日本海の荒々しい海岸線が続きます。
ずっと海岸線を走るのかと思ったら、結構山の中をくねくねと辿り、45分かかって到着したのは16時51分!
この道の駅、17時で閉まりますから、正に9分前でした。
この左手前にある観光協会の事務所がスタンプの置いてある場所です。
「まだいいですか?」 と慌てて飛び込むと、「大丈夫ですよ!」 と親切に対応してくれました。
無事にスタンプを押し、そこに飾ってあった舟屋の町の模型を見ていると、たまたま遊びに来ていたらしい近所のおばさんが話しかけてきました。
何でも昔ここでロケがあった “釣りバカ日誌” で西田敏行と親しくなったらしく、今でも時々電話がかかってくる・・・・といった(自慢)話を一方的に延々と聞かされ、私たちもそこを出るにも出られなくなってしまいました。
まもなく17時になって観光協会の人たちが帰り始めたのでやっと解放されましたが・・・・。(^▽^;)
でも、そのおかげで、この “舟屋の里” というのがどんなところなのか、おぼろげながら分かってきました。
この道の駅は少し小高い場所にあり、そこから天然の良港である “伊根湾” を一望できます。
そしてそこから見える海岸線に一直線に並ぶ家屋は、ちょっと他の地域とは雰囲気が違っています。
(道の駅から望遠で撮影)
海岸に面した1階が舟のガレージになっている “舟屋” が、ここには230軒もの街並みを作っていて、これは 「重要伝統的建造物群保存地区」 に指定されており、全国でも珍しい建物群なのです。
舟屋は1階が生活の糧である大切な舟の格納庫であり、生活用品の物置場であり、そして漁具の手入れをする作業場であり、獲った魚を干物にする加工場でもあります。
2階が生活を営む居間になっている独特の造りで、これが江戸の昔から営々と続いてきたのです。
満潮時にはまるで長屋が海に浮かんでいるような幻想的な佇まいになります。
(案内チラシより借用)
ただ、現在はどちらかというと観光地化され、このような “海上タクシー” という漁船を使った舟屋めぐりコースなどが楽しめるようになっています。
“伊根” が全国的に有名になったのは、先ほど話好きなおばさんから聞いた “釣りバカ日誌” の他、NHKドラマ “ええにょぼ” や、“男はつらいよ” 等のロケ地になったからです。
おばさんが、そこにあった舟屋の町のパンフレットを見せて、「これが浜ちゃん(西田敏行)が泊まっていた民宿だよ」 と教えてくれましたが、どれか忘れました。
道の駅のもう少し上には “舟屋の里公園” があり、こんなモニュメントが建っていました。
これは、大漁を喜ぶ漁師の気持ちを鰤や鯛、踊る波頭で表現したものだそうです。
海で生きる知恵をはるか昔から代々受け継いできたこの小さな漁村、そこには私たちが忘れかけた日本人の生活が残っていました。
ゆっくり見て回る時間はありませんでしたが、すごく印象に残った道の駅でした。
さて、最後の道の駅をあとにして、今夜の宿泊地 “天橋立” に向かいます。
泊まるのはネットで予約した “橋立ベイホテル” です。
(翌朝の写真です)
ここは天橋立を正面にみた小高い場所に建っています。
部屋の窓から天橋立が見えるはずだったのですが・・・・・・。
海上に横に一直線に伸びた松林は見えましたが、ちょっと実感が湧きませんでしたね。(´_`。)
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