12月の話です｡
モラ男さんと離れ､居場所も勤務先も
知られていないと言う安心感から
完全に油断しきっていた私に､
心底苦痛な事件が起きました｡
私には､行きつけのお店がありました｡
月に２､３回顔を出していて､基本は
ひとりで息抜きとして利用してましたが
モラ男さんと同棲してからは､
ひとりで頻繁に出掛けたりすると
浮気だろ
と言われて､説得して行くのも
コソコソお忍びで行くのも億劫だし
家を脱出するまでは一切行かなくなりました｡
モラ男さんは､私の行き付けの店の事は
話した事ないので､何も知りません｡
脱出してから少し経って､
久し振りに顔を出すようになりました｡
12月入って２回目の来店の時､
１時間程経った時､名前を呼ばれました｡
久し振りに聞いた､モラ男さんの声に
心臓がバクバクした｡固まった｡
この店の事は､モラ男さんには
話した事はない..でもなんでいるの｡
なんで知ってるの？ どうやって？
その事ばかり一瞬で考えた｡
｢レイ､久し振り｡
ごめん､突然でびっくりしてるよね｡
レイの知り合いにこの店の事聞いて､
来てるかなって思って寄ってみた｡｣
知り合い..？
私の周りはモラ男さんがどんな奴なのか
話してあるので､私の行きそうな所なんて
教える訳がない｡
そもそも､私の周りの人間の連絡先など
モラ男さんが知ってる訳がない｡
どうやってココを調べたか分からないまま､
固まって動かない私に､モラ男さんが
｢役所から税金の支払用紙が届いてる｡
郵送するにも住所分からないし
まさか今日ココにいると思わなかったから､
今は持ってきてない..どうする｡｣
いつもの冷たい表情や､
意地悪そうに言うのではなく､
比較的穏やかで､冷静に言われました｡
役所に電話して､
新しい住所に送り直して貰うと伝えたら
もう期限が近く､督促状だとの事..｡
(家を飛び出してすぐ､役所へ住所変更に行けなかった為､モラ男さん宅に
支払用紙が送り続けられていました｡)
支払わない訳にもいかないし､
モラ男さんが急に現れて冷静な判断が出来ず
私は家の外で待ち､支払用紙を
渡して貰う事になりました..｡
家の外でしばらく待っても出て来なくて
寒くて手足の感覚が麻痺し始めた頃､
モラ男さんが出てきて
｢やばい｡用紙無くしたわ｡
探すからもうちょっと待ってて｡｣
私が家を出てってからも､
だらしなさは全く変わってないモラ男｡
｢悪いけど､寒過ぎて手足感覚ないから
コンビニで待ってるから早く探して持ってきて｣
｢....分かった｡｣
その後コンビニで待ちましたが､
１時間探しても見付からず､
その間ずっと待ってました..｡
イートインスペースのあるコンビニで
まだ座れたので良かったけど..｡
時間が経つに連れて､まだかまだかと
モヤモヤしたり､早く受け取って帰りたい..
その気持ちが増しました｡
だいたい､１時間探しても見付からないって
もう捨てたんじゃないの？とすら思えた｡
ちょっと長くなりそうなので
中途半端な所だけど､２回に別けます｡
すいません(；´Д｀)
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