かなり長い間放置しておりました。

この間に、いろいろありまして。実は…でもなんでもないですが、結婚が決まりました。お相手は中学校の時の同級生。実は去年にはそういうお話は出てたのですが、なかなかPCを開く気になれず(;^_^A

今ごろの暴露?に。ずいぶん前に報告したリア友さんたちは、みんなびっくりしてました。なにせ一番結婚しそうにない自分の口から「結婚」という単語が出てきたことに(笑)


挙式は来年なので、もう少し先ですが、籍だけは先に入れてしまうことにしました。12月に(〃∇〃)

ということで、残りわずかな独身生活です。


好きな人と結婚ということに一度は夢見た私ですが、現実は楽しいことばかりじゃなくて(フゥ…)

いや、挙式の準備をなんだかんだと喧嘩しながらも進めていくのは楽しいのですが(ってのろけか!)

ではなくて。手続き関係がいろいろめんどいヽ(;´Д`)ノ 

婚姻届出せば終わりではないんですね…。市役所行かなきゃ(氏名変更・住所変更etc)。警察行かなきゃ(免許)。銀行行かなきゃ(口座)。携帯やクレジットカードの名義も変えなきゃ…。お仕事も辞めるので会社のほうにも書類提出して。保険もいろいろ変えなきゃだし。そして確定申告も…。いや、もうめんどくさい。


でも、まぁ仕方ないので(*^.^*)

これからもいろいろガンバリマス。。

「奏起きて。レンさんが死んだ」

1週間前の今日(正確に言うと明日だけど)、私の1週間はこの一言から始まった。
6月18日早朝。寝起きの私の頭に、その言葉はやけに凛と響いた。一瞬の沈黙の後、低血圧人の朝としては考えられないくらいのスピードで布団から跳ね起き、駆け込み乗車のごとく1階リビングへと駆け込む。リビングへ飛び込んだ瞬間目に入った白い箱。その中に何があるかなんて考える余裕もないまま、ただなんとなくその箱のふたを開けた。

「抱っこしたかったらしてもいいよ。お母さんはずっと抱っこしてたから」

悲しいなんて感情はまだ見つからなかったから、取りあえず目を閉じて寝ているだけのレンをそっとなでる。だけど寝ているだけのはずの彼女は、ぴくりとも動かない。息をしているもの特有の暖かさはこれっぽっちも感じることができず、その代わり、死者特有の冷たさが、彼女をなでた手のひらから全身に伝わった。

「昨日の夜中に病院から電話があって、夜中にお父さんと迎えに行ったんだよ。昨日の夜にまた痙攣がおきて、点滴をしたけど良くならなくって。11時過ぎに脈が弱くなってきて、12時過ぎに心臓が止まったんだって」

淡々と事情を説明してくれる母の言葉をBGMに、私はひたすらレンをなでていた。そのころになってようやく涙が頬を伝ってくる。だけどまだ悲しいなんて感情は見つからない。ただ無意識のまま、目の前に横たわっている小さな家族をなで続けていた。そう、今でも鮮明に覚えてる。レンが我が家に来たのは6年前の受験シーズンだった。




「あの人たち○×大学の受験生かな?」
「かもね~。奏は本当にいいの?」
「いい。行きたくない」

今にして思えばなんとも我儘な一言。国公立大学前期試験日。私と両親は子犬を我が家に迎えるべく、広島市内を走りぬけていた。高校3年生。センター試験を目前にしたその時期に、私はふと全てが嫌になった。まぁ受験に対するストレスと言ってしまえばそれが全て。だけど、それだけじゃない過去の出来事を受け入れてくれた両親は、恐らく私の人生初めてにして最大の我儘を反対することなく肯定してくれた。全てを拒否していた私に用意されたのは、子犬という最終兵器。動物セラピーじゃないけど、そんなものを両親は期待していたらしい。食べ物を口に入れる事もできず、1カ月で10kg以上という奇跡のダイエットをしてしまった私に対して、犬を飼ってみる?という提案がされたのは急激な体重減により起きれなくなった頃だった。

「色んな種類がいるね」
「飼うんなら小型犬よね。室内で飼うんでしょ?奏気にいった子いた?」

数匹の犬を前にそんな会話を繰り広げる両親に対し、私の決断は即決だった。

「この子! この子がいい!」
「その子たちはね、先月生まれたばかりなんですよ。3匹兄弟ですよ」

お店の人の説明は最早私の耳には届いていなかった。とにかくその子犬からもう目が離せなかった。見た瞬間、強く何かでひっぱられる気がした。結局、その日に連れて帰る事は叶わなかったが、数日後。その子犬は晴れて我が家の一員となった。

「名前どうしよっか~!?」
「ポチ?」
「えっ。嫌だ。女の子なら…レンは?」
「レンだとオスみたいじゃろ」
「恋するって書いてレン。レンにしよ!」

我が家へと連れて帰る車の中、父とそんな会話が繰り広げられていたのは二人だけの秘密である。

我が家へやってきた子犬は、またたく間に我が家の中心になった。片手に乗るくらいの可愛さに、家族全員が笑顔になった。レンが家に居ることで、それだけで私は家に帰る理由ができた。レンが家にいる。それだけで私には生きる理由が出来た気がしたし、実際それがその時の私にとって生きる理由になっていた。

1年が過ぎ、2年が過ぎ。家族が一つずつ年齢を重ねて行く事に、レンもまた確実に一つずつ年を重ねていった。そして5年目の春。私の人生はひとつの転機を迎える。ちょうどそのころと時を同じくして、レンの体調が少しずつ、少しずつ悪くなっていった。だけどそれも今思えば…、というくらいのもの。その時の私たちには、レンの異変に気付いてあげることはできなかった。

そして2012年1月。レンさんは6歳の誕生日を迎えた。そしてその年の6月。そう今月。私の人生は本当に今までとは180度違う方向へ進み始めようとしている。人生の大きな節目となるその日と場所が決まった数日後。レンさんの体調は急速に悪くなっていった。最後は歩く事さえも出来なくなるほどに。そして1週間前。6月13日。彼女は入院した。その週の土曜日に手術を控え、体調を万全にしなければならず、点滴点滴の数日だった。私が最期に会った時、彼女は面会に来ていた面々を見ると嬉しそうに尻尾をふり、「散歩をしてきてもいいですよ」という獣医さんの言葉に嬉しそうに尻尾を振っていた。数日前、尻尾を振ることすらできなかったレンを見ていた私は、この調子なら無事手術が終わるであろうと不安ながらも安心していた。

それが私がレンに会った最期だった。帰り際、寂しそうに別れを告げるレンに手を振って、病院を後にした。それが本当に。レンが尻尾を振っているのを見れた最期だった。レンのつぶらな瞳を見れた最期だった。レンに会えた最期だった。

金曜日。私が病院を後にした後、レンの容態は急変していった。もちろん土曜日に予定していた手術は無期限延期。土曜日には痙攣が止まらず、薬で痙攣を抑え続けていた。日曜日。やはり痙攣を繰り返し、薬のせいか意識は朦朧としていたらしい。全て面会に行った両親から聞いた。
土日と仕事で、月曜日こそは早く帰ってお見舞いに行こうと決意した矢先だった。

私の辛い時期をずっと支え続けてくれたレン。レンは何度も私を救ってくれた。何度も生きたいって思わせてくれた。他の人から見たらちょっと大きなミニチュアダックスフントかもしれなかったけど、私にとっては家族の一員だった。





レンが天国に旅立った日。別々の人から言われた事がある。

「奏がもう大丈夫だと思ってレンさんも安心しちゃったんだよ。レンさんがずっと側にいてくれてよかったね。奏の結婚が決まったからレンさんもう大丈夫かなって思っちゃったんだよ」

「奏がもう大丈夫だと思ってレンさん安心しちゃったんだね。レンさんが居てくれたから俺は奏と会えたんだよ。レンさんにお礼言わないとね。これからは俺がずっと側にいるから」


なんで皆同じことを考えるんだと思わず突っ込みそうになったけど、恥ずかしながら、その話に感動してしまった。

そんな日から今日(日付変わったから正真正銘今日)で1週間。
私は未だにレンの遺骨へ手を合わせられないでいる。周りはレンをちゃんと送ってあげようと言うけど、私にはまだそれだけの勇気が持てないでいる。犬かもしれないけど、私にとって近しい人の初めての死。どうやって向き合っていけばいいのか正直未だに分からない。時間が解決してくれるらしいけど、1週間で解決はできないよ…。だって未だにレンの暖かさが手のひらに残ってるもん。だってまだレンを抱っこした時の重さが手のひらに残ってるもん。そしてそれと同じくらい最期にだっこしたときのあの冷たさと重さも残ってるもん。

レンさんのためにも、ちゃんと冥福を祈ってあげたい。だけどまだそれができない自分。
いつかレンさんへ手を合わせることが出来たら。その時はちゃんと笑って送り出してあげようと思う。


手のひらをあわせたら…。
レンさんを想い出に出来たその時。今までとは違う形で1ページをレンと刻めることを祈って。


レン、今までありがとう。大好きだよ。


4月から「黒子のバスケ」アニメスタートしましたよね~。それを見てハマってしまいましたwww
アニメがあまりにつぼすぎたので、原作も思わず大人買いしてしまった(°д°;)

そしてそして。アニメの方の黒子がなぜか聞き覚えのある声だけど、誰かが分からずググってみたら、
なんと日本語版ハリーと判明。そりゃどこかで聞いたことある訳だと一人納得してました。

漫画も早く続きが読みたいけど、アニメで早く続きが見たいです!