福山競馬メインレース年代記については、ようやく昭和51年度まで終わりました。

 

次の昭和52年度はミスタマキの登場によって、いよいよ“百花繚乱”、きらびやかな黄金時代の幕が上がるわけですが、肝心の調査の方は遅々として進まず…。

 

発売総額が史上最高となった年度であるだけに、様々なニュース、ドラマが散りばめられていることだろうと想像できてとても楽しみにしていながら、どうにもこうにも調査に割く時間が足りません。

 

仕事を辞めてそれだけやっていられるならいいんですけどね。

 

これはもう、ジャンボ宝くじさんにお願いするしかないかな…。

 

 

 

そういう実現性ゼロの選択肢は脇によけて、と。

 

 

 

新規調査に費やす時間の絶望的な不足のため、昭和52年度以降の調査は一時中断してちょっと目先を変え、ここしばらくは過去に閲覧・収集した資料から「騎手」を抽出・再調査してきました。

 


なぜそこに辿り着いたかといいますと、wikipediaや地全協HPのデータベースなどを閲覧したときのこと。

 

そこに名前が出ていないもっともっと多くの馬たち、騎手、調教師や厩務員に馬主さん。

事務局職員や従事員、競馬新聞のトラックマン、売店のおばちゃん、さらに言えば日本全国に散らばる…は大げさかもしれないけど、たくさんのファン。

 

福山けいばの歴史は、みんなが同じように築いてきたんだって、ふと気付いたのです。

 

それで、歴史への敬意やこれらの方々への感謝という意味を込めて、まずはいちばんの花形である騎手のデータベースを整理できないか…と思い立った次第なのでした。

 

 

 

そんなこんなで、歴代所属騎手名鑑の初回記事はこのあと日付が変わる前後ぐらいに、と考えていますが、中身についてです。

 

 

各種資料において、1949(昭和24)年の創設以降、福山競馬場での騎乗が確認できた方を載せました。

 

もちろんまだまだ調査中で、カバーできた範囲も広くはありませんから、拾い漏れや不明点のある方が多数です。

 

 

まずここで掲載事項についてですが、騎手の氏名は一般紙も含めた新聞や出走表・成績表・ハンドブック等にも記載の、広く公に示されたものですので、一覧として拾い出すことに問題はないでしょう。

 

ただ、それ以外の生年月日などの情報や個人的な事情・動静・交友範囲などについては、最近だと公表されていたりご本人がSNS等で発信していたりするものの、昔はそうとも限りませんでした。

 

ゆえに、そうした部分はスルーして、あくまでも競馬の騎手としての存在と福山けいばに関わって残した実績・足跡・特徴などに限り掲載したいと思います。

 


次に、現在の短期免許のような制度があったかどうか定かでない古い時代にも、特定期間のみの騎乗履歴の方は大勢いらっしゃいます。

 

この場合に、例えば晩年でいうと金沢競馬場から短期で来てくださった畑中騎手や青柳騎手は、やっぱり福山の騎手ということにはならないですよね。

 

なので今昔問わず、明らかに本来の所属場の休催期間や騎手交流等を利用した限定騎乗とみなせる方は割愛し、逆にその辺りが曖昧・不明な方はとりあえず載せることとしました。

 

今後は「短期免許」などを明示のうえで、他場の騎手も掲載していけたらなぁ~と計画中ではあります。

 

 

 

それでは各項目についても少し説明します。

 


掲載順は五十音順。

 

あ行一覧→概説編、か行一覧→概説編、さ行一覧…のサイクルで載せていく予定です。

 


名前の読みがなは正確とは限りません。

 

また、新聞などでは名字しか掲載されていないケースも多く、下の名前が分からない方の同定作業は今イチ進んでいません。

 

元の資料自体が誤植や誤記ということも多々あるような感じですので、氏名の間違いが見つかったときはすみやかに直したいと思います。

 


勝負服の服色は、福山競馬場所属時に着用のもので判明した分を載せています。

 

服色呼称については、時期や人によって表記の仕方がまちまちなケースがあったため、私の方である程度の統一化を図りました。

 

なお、移籍騎手の旧所属場での勝負服については割愛しています。

 


騎乗期間は、福山競馬場での騎乗について確認できた範囲内で載せています。

 

とりわけ1969(昭和44)年以前については調査が及んだ範囲も限定的ですので、記載の期間外に騎乗履歴がある方は多いことでしょう。

 


通算成績は、福山競馬場廃止後も現役続行中の方の場合、注記の日付までの成績になります。

 

移籍騎手も含めて他場での成績を含めた数字で記載していますが、他場成績の算入の有無が資料によってまちまちということもあり、名前の読みがな同様に正確とは限りません。

 

また、福山競馬場におけるリーディングの最高位は、判明した年度のみを拾っています。

 

以上のようなことから、成績に関する記載内容は未確定の場合が多いことをご了承ください。

 

なお、リーディングの集計範囲については、2006(平成18)年度までは年度制、2007(平成19)年から単年制が採用されています。

 


最後に、主な騎乗馬・管理馬については4頭までとしましたが、「この馬を入れるべきだろう!」というご意見があれば、入れ替えするかも?しないかも?笑

 

 

 

 

まずは“暫定版”での記事アップです。

 

コメント欄、メッセージなどを通してご意見や情報をいただきつつ、ボチボチに調査しながら随時加除・修正していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 


誰もが、英雄!! (^O^)/~~~